久しぶりにガソリンエンジンのバイクに乗って通勤して感じたのは【エンジンってこんなに振動が来るものだったんだ!】という感覚でした。

 

 

ネガティブな感想

静寂性

前の電動バイクはあまりに静かすぎました。スイッチを入れてスロットルを開けば即、走り始めます。それに対しガソリンエンジンのバイクは走り始めでも停止時でもエンジンの存在をひたすら意識させられます。特に信号待ちの状態だと尻の下からの【ドッドッドッ……】という振動を走行中以上に意識させられます。燃費にそれほど影響は無くてもアイドリングストップのついた上位車種でも良かったかなぁ?

それにしても特に改造もしていない原付一種がここまでうるさいと感じてしまうのは電動を体験したからでしょうね。

 

反応の鈍さ

あと、スロットルの反応の遅さも気になります。電動の場合、後輪に直付けされたモーターの回転がダイレクトに伝わる……というかモーターごと後輪を回転させるのでスロットルを開ける→即反応して走るのに対して、ガソリンエンジンは自分で操作しないとはいえエンジンからギアを挟んでチェーンを伝わって後輪を回します。ちょっとばかりスロットルを開けたところで車体が飛び出したりはしません。

なんか反応が鈍すぎて恐る恐る操作してなかなか車体が動き出さず、【どっか安全装置でもかかっているのか?】と不安に思ってしまいました。原付の乗り味ってこんなんだったんでしたね。

 

ポジティブな感想

成熟された機構

なんやかんやでずっと作られ続けている車種なので設計が成熟されています。

特に気に入ったのがスタンドの低さ。前のnotte V2は車体が軽いわりに駐輪時に【よっこいしょ】と持ち上げるようにスタンドを立てる必要がありました。

スタンドが高いということは止めた位置からスタンドを立てた結果、車体が後ろに下がるということなので、駅の駐輪場のような狭いスペースではスタンドを立てた後に車体を持ち上げて枠内に収まるようにする必要もありました。

スタンドが低くなったので今後はその必要が無さそうです。昔乗ってたベーシックジョグやVOXはスタンドが高かったので、これは設計が使いやすく進化してきたのでしょう。

 

坂道の力強さ

出足は電動に一歩劣りますが、いざという時に加速したりなどパワーの上限はまだまだ上です。特に私の利用する道には坂道が多いので、急坂でも安定して30km/h出せるのは後続車への迷惑も考えて安心感があります。

これで小田原の映画館へ行く時も小田原中井広域農道の坂道を苦も無く登れます。仕事からの帰宅途中に伊勢原書店に寄って東名高速の側道を使って帰る時も一番急勾配の部分で歩くような速度になることもありませんしね。

 

どこまでも行ける!

何よりうれしいのは充電切れの不安から解消されたことです。電動バイクの行動範囲は最大で40km……ガソリンなら満タンで4.5L×50km/Lで225kmの移動が可能になりますからね。これまでは小田原や平塚の目的地を定めての最短距離移動が限界でしたが、途中給油でもっと先までも行けそうです。ホント、途中で補給のできるありがたさといったら……

それとガソリン代がかかるといっても通勤だけなら15km×20日で300km……月に1回の給油でカバーできる計算になります。土日に遠出したとしても月3回分満タンにする計算で13.5L×155円の2092円で済みます。

 

総評

とりあえず3年間は乗り続けます。その後、電動バイクが普及して気軽に途中での補給が可能となったり、普段の足に自動車を使うようになるまでは継続して乗り続けるつもりです。