オタク業界ではイラストレーターや造形師。
美術業界では絵描きや写真家、陶芸家に華道家など……
作品を発表し、依頼を受ける方たちは大抵ポートフォリオを作っていると思います。
これまでの作品を見せて【このような作風です】と自己紹介するわけですね。
作品集として商業出版することによって箔をつけるといった方法もありますが、作品を見るためにお金を支払う必要もあり、プロモーションとしては敷居が高いです。
そこでKindle Unlimitedでポートフォリオを公開するというのはどうでしょう?
一応、安価で販売もしますが、メインはKindle Unlimitedで無料で読んでもらうことです。
便宜上【作品集】という形態(写真集やイラスト集)は取りますが、内容的にはプロモーションのためのポートフォリオです。実際に仕事の依頼を受けやすくするために作品サイズや想定しているギャラ、納期などの情報も記載すると、より実践的でしょう。
仕事を依頼される方や、作家のファンはこのポートフォリオを閲覧することになるのですが、Kindle Unlimitedは無料で読んでも読んだページ数に応じてロイヤリティが入ります。
ここで有利になるのが画像メインの本であるということ。
作品を【見る】ことがメインとなるので、よほど中身のないポートフォリオでないかぎりは大抵の方はページを読み進めてくれるのです。
その結果、仕事につながるのが最高の結果かもしれませんが、ただ見てもらえるだけだとしても収入につながります。
多作のハンドメイド作家さんは、これまで作ってきた作品をまとめて、自身のサイトやtwitterなんかからリンクを貼るだけで収益化するのではないでしょうか?
誰も損をしない手法なので、このビジネスモデルが盛り上がって欲しいです。