鑑賞情報
2019年7月7日 13:10〜
TOHOシネマズシャンテ スクリーン2
J-12
私が生まれた年に公開された名作のリメイク。ムビチケを購入して上映に備えていたんですけど、上映館が少なくて期間が終わらないか焦りました。
この作品のために初めて足を運んだTOHOシネマズシャンテは、TOHOの中でもかなりの古い映画館で味のある場所でした(→劇場の感想)。
それでは感想です。
オリジナルとの一長一短
さすがにリメイクということでテンポや演出に新しさを感じました。
[itemlink post_id=”3186″]
旧作で嫌だった部分は、序盤から中盤にかけて延々と主人公をいたぶるシーンが続く所なのですが、さすがに今作では多少ソフトになっています。
あのムカデ食べるシーンもなかったですしねw
ラストも無事脱出した後の姿を見せてくれています。旧作では飛び込んだ部分で映画が終わっていませんでしたっけ?見返していないのでちょっとうろ覚えなのですが……
ただ、これらには一長一短があって、リメイク版は【耐えて、耐えて……からの脱出】の開放感に欠けるんですよね。いえ、今作でもこれでもかと酷い目に遭わされているんですけど、ダラダラと痛めつけられているだけで、その後の爽快感には至っていないんです。メリハリがたりないのかなぁ?
キャラクター
残念ながら、こちらも旧作の方が好き。
……というより、現代の俳優でスティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンの演技を超えろ!なんて無茶振りもいい所です。これは役を受けたチャーリー・ハナムとラミ・マレックを評価するべきなのかもしれません。
演技そのものは素晴らしかったですからね……ただし、ラミ・マレックにボヘミアン・ラプソデイのフレディ役の印象が残りすぎていて、契約だった関係から友情に変化していくくだりがゲイっぽく感じてしまうのはいただけませんでした。
ヒット作に関わった弊害なのかな?
総評
65/100点。作品自体はイイ線行っているのに旧作が偉大過ぎました。
スティーブ・マックィーンやポール・ニューマン、クリント・イーストウッドなどの役者が演じた往年の名作映画のリメイクを作る条件っていうのは【この作品を撮りたい】ではなく、【この役者であの作品を観てみたい】だと思います。