映画【ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた】感想

鑑賞情報

2019年7月7日 10:15〜

新宿シネマカリテ スクリーン2

H-5

 

ネットで事前に座席の予約が出来ないので基本的に紙の前売り券は購入しないのですが、名作の予感をひしひしと感じたので2年ぶりくらいに購入した【ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた】を鑑賞しました。

予感通りとても良い作品でした。内容もさることながらパンフレットが小洒落ていてねぇw

 

それでは感想です。

 

どこにでもある人生の旅立ちの物語

 

内容的には極めてベタです。経営するレコード店が閉店することになるシングルファーザーと医者になるため進学する一人娘の人生の岐路のお話。

ありきたりでベタなストーリーと感じるか、王道の持つ力強さを感じるかは人それぞれだと思います……自分的には後者でした。

 

キャラクター

 

父親はミュージシャンくずれで接客も適当……正直、レコード店が閉店することになるのも無理からぬ事だなぁ。

妻の死と娘との共通の趣味という音楽の存在もあり、イマイチ娘への親離れが出来ていないことがこの作品のストーリーの切っ掛けなのですが、年長者である父親の方が子供のようになってしまうのはお約束です。

 

娘は音楽的才能を持っているけど、しっかりと現実が見えていて将来を見据えて勉強しているしっかり者。父親がこんなだと娘はしっかりするしかないのかw

 

ちょっと不思議に思ったのは唐突に始まる女性同士の恋愛。これは好きになった相手がたまたま同性だったというジェンダー問題の理由ではなく、単に異性を恋人とすると父親との関係性にブレが生じるので同性にしただけなんじゃないかなぁ?

 

ヤク中だけど人生を謳歌しているバーの店主、なにかと父親を気遣ってくれるレコード店の大家、娘にあらたな価値観や生き方の気付きを与えてくれた恋人と、他の登場人物も基本的に全員いい人。ボケが始まって各所に迷惑をかけてしまう祖母だってやっぱりいい人です。

 

なんなんだ、この優しい世界は?!

 

音楽

この作品を構成する骨子で、ラストライブはとにかく感動できます。

ボヘミアン・ラプソディでも思いましたが、物語のラストに音楽シーンをもってきて、エピローグでその後の生活を描くスタイルは王道中の王道ですね。

 

面白いな、と思ったのが演奏スタイル。自分達だけの演奏ではなく、シーケンサーなどデジタルもバリバリで2ピースバンド(バンドじゃない、だけど)をフォローしていきます。

 

ただ、演奏や曲作りは古臭い父親が、曲の紹介はサイトにアップするというのに、店の宣伝にはSNSを使用しないというのは、ちょいとチグハグな印象を持ちました。

 

この発想や技術があるのなら、店のファンを作ってもうちょっと売り上げを伸ばせたんじゃないかなぁ?

 

その他

レコードジャケットを模したパンフレットがオシャレ。以前、詩季織々のパンフレットがカセットテープ型だったのですが、ケースではなく袋に入っていたことに少しガッカリしました。

ハーツ・ビート・ラウドの場合はジャケットの再現度も高いですしパンフレットの情報量も多いのでコレクションの甲斐があります。劇場で鑑賞する暇がない人はパンフレットだけでも先に購入しておくといいんじゃないかな?

 

今後、ブルーレイが発売されたら、このデザインを活かしてジャケットを作るか、今度はレコードではなくCDとしてデザインしたパッケージングをするなんてどうでしょうかね?

 

それと、この作品で披露された曲はすべて音楽ストリーミングサービス【Spotify】で聞くことが出来ます。興味のある方は公式サイトで確認してください。

 

総評

80/100点。刺激は足りないけど良いものは良い!円盤も買いたいんですけど、CD付きとかだったら嬉しいなぁ。

立川シネマシティでは極音上映中か……来週まで上映していれば夏休みに入って観に行けるんだけど今週木曜日で上映終了。次の鑑賞は円盤待ちですね。

マサカズ

otagoto.com

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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