鑑賞情報

2019年 7月13日 10:20〜

新宿バルト9 シアター4

B-8

 

朝早くから海老名でガルパン最終章を鑑賞後、新宿バルト9まで移動して鑑賞しました。地味に今年になって初のバルト9です。1月に新宿に出かけた時に立ち寄ってムビチケの購入だけはしたんですけどね。

 

それでは感想です。

前作コミ

この作品を鑑賞するのも10年ぶりなんですけど、30分の短編作品だった前作も込みの上映なので、初見の人でも安心です。

 

まぁ、ストーリーとかあんまり気にするタイプの作品ではないんですけどね。

 

ありがたかったのが、前のパンフレットも再販してくれたこと。以前は売り切れで買えなかったんですよ。

 

ストーリー?

前作は唐突に始まり、何のことだか分からないうちにバトルになってしまいましたが、今作ではセンコたち謎の生き物(?)と関わる組織と構成員が登場するので自然と世界に奥行きが作られています。

 

ただし、相変わらず詳しい説明はありません。あくまでメインキャラ2人+センコを取り巻く世界のみを映している中で、別の世界をもったキャラクターと交差することによって世界の新たな面を垣間見ただけです。

 

まぁ、細かいことはどうでもいいのではないでしょうか?(オイ

 

アニメーション

あらためて前作のパートを観てみると、センコのメタモルフォーゼのアニメーションが気持ちいい。単純に動きとアイデアで魅せる娯楽です。

その一方、時間を気にしてなのか、間が持たないと思ったからなのかは分かりませんが、カットの切り替えが微妙に早くて生理的に気持ち悪く感じてしまう場面があります。これはアニメ演出がない作者の【慣れ】の問題でしょうね。

 

それが、新作パートになるとセンコがパワーダウン(容積が減少して小型化)した関係で、前作ほどの動きのダイナミックさが減ってしまっているのが残念。逆にカットの切り替えは間やタイミングに進化が見られて【ぶつ切り感】は減っています。

良い意味でも悪い意味でも経験値が蓄積してきたのでしょう。

あれから10年ですからね。

 

続編

今回のラストも次回への余韻を残していましたが、早々に3作目の制作が発表されました。

 

まぁ、観られるのは早々どころか記憶から消えた頃になるんですけどねw

 

とりあえず生きているうちに観たいです。

 

総評

70/100点。この作品の意義というか立ち位置を理解するのであれば85点くらいあるのですが、冷静に作品だけを観るとこの位でしょう。

 

それでも70点あれば、この作品になんの興味がない人……ただし、ある程度アニメを見慣れている人なら何か【引っかかる】作品に仕上がっています。

 

こういった作品は時々鑑賞することによって、オリジナルアニメに対する心のもちようをリセットして作家性の強い作品への向き合い方を考えてみることも大切だと思うんですけど、どうでしょうか?