映画【スパイダーマン:スパイダーバース】感想

鑑賞情報

1回目:2019年3月3日 13:15〜

109シネマズ湘南 シアター10(IMAX3D字幕)

G-18

 

2回目:2019年3月9日 11:05〜

小田原コロナワールド スクリーン10(4DX吹替版)

A8

 

鑑賞からだいぶ時間が経ってしまいましたがスパイダーバースの感想です。IMAXでの先行上映で鑑賞したのですが字幕版のみなうえムビチケが使用できなかったので、翌週に4DXによる吹き替え版を鑑賞しました。

ぶっちゃけ、作品そのものに集中したいので近々2D版も鑑賞するつもりです。

 

それでは感想です。内容はもちろんなのですが字幕版と吹き替え版の違いなどについて語ろうと思います。

 

ストーリー

優等生すぎではありますが、スパイダーマンはヒーローとして優等生なのでこれが正しいスパイダーマンの描き方だと思うのです。

ちなみに【スパイダーバース(Spider-Verse)】という造語は単一宇宙である【ユニバース(uni-verse)】や多元宇宙(もしも○○だったら?という平行世界)を意味する【マルチバース(multi-verse)】の考え方から、【もしも複数のスパイダーマンがいるとしたら?】という世界の話という意味です。

 

作中でも各キャラクターごとに同じようなスタイルの紹介がされていました。【それぞれの世界で唯一無二のスパイダーマンだ】ってやつ。

 

それを一同に集めるのだからアベンジャーズというより仮面ライダーディケイドのようなスタイルに近いのかもしれませんね。どちらにせよ日本人には馴染みのある設定だと思います。

 

スパイダーマンの設定

多少の知識のある人なら問題ないとは思うのですが、日本人にとってスパイダーマンというキャラクターについての基礎知識が不足しているので、劇中で説明されていない情報で違和感があるのではないでしょうか?

 

特に感じたのがスパイダーセンスの描写。

 

今作で危険を察知したりスパイダーマン同士が出会うと共鳴音と共に頭上にマンガ的なイガイガ線によるエフェクトが現れたけど、これがスパイダーセンスです。蜘蛛なだけに【虫の知らせ】っていうヤツですね。

 

これについての説明が作中に全く無いのです。

 

というのもアメコミファンにとってスパイダーセンスというのは日本人における【ウルトラマンは3分間しか戦えない】と同じくらいに当たり前すぎる基礎知識で今更説明するまでのものではないからです。

 

トム・ホランド版のスパイダーマンでもスパイダーセンスを表現した印象的な場面がインフィニティウォーの最初と最後にありましたね。

 

宇宙船が最初に地球に攻めてきた時、ピーターの腕の産毛が総毛立って気づくシーンとラストにサノスの指パッチンで全人類の半分が消される際、他のキャラクターは何も分からないまま消えていくのにスパイダーマンだけが自分の消滅を予感し恐怖するという名シーンです。

 

特に最後のは映画を鑑賞していても特に気にしていない方もいるようだったのでスパイダーマンの設定についてあまり知られていないのかなぁ?と思った次第です。

アニメーション

素晴らしい出来だとは思うのですが、CG描画の上からなされる手書きの効果が追いついていない印象があります。

3DCGによる造形とトゥーンレンダリングによる描画までは問題ないとして、1コマごとに人力でエフェクトを入れるとCGと手描きの差が生じてせっかくの動きがカクついてしまうのです。

 

これは新しい技術による過渡期の表現法だから生まれてしまう弱点ですね。この表現を突き詰めていけば大元の効果を手描きで設定すればアニメーションに合わせて1コマごとに変化させたエフェクトをトゥーンレンダリングの上に乗せられるようになるのではないでしょうか?

 

IMAXと4DX

最初に観たIMAXは解像度の高い明るく大きな画面のおかげでドットのトーンのような画面効果や髪のハイライト、曲線部分のブラシまでしっかりと見えて、ポップながら画面に深みがあります。ただ、画質が良すぎて目が疲れるのが難点です。

 

4DXはアクションに合わせてのモーションは楽しいのですが、細かな画面情報を追えないのが不満です。個人的にムービングシートに慣れてしまったという部分があるのかもしれません。

 

今後、2D上映も鑑賞する予定なのですが、もしかしたらコレが一番作品を楽しめるのかもしれません。もちろんIMAXで2D上映して画面情報に集中するというのが一番なのですが、もったいなくてそんな形式の上映はされないでしょうからね。

 

吹き替え

英語版の役者が豪華すぎてもったいのですが、ここは日本語吹き替え版を押します!……ところでこんな大作でも日本の声優は規定のギャラなのでしょうか?オリジナルの声優が俳優としてビッグネームすぎて比較するのが怖いというか比較できそうにないというか……

 

ただ、複数回鑑賞される方なら一度は英語版も観ておいたほうがいいです。英語版だというのにペニー・パーカーが唐突に日本語を喋るのはずっと日本語を話す吹替版では分からないポイントですからね。

 

続編

キレイに終わってはいるのですが続編も期待できますし、アニメなら実写映画より役者の演じられる時間の制約に余裕があると思います。

 

かなり長い間楽しめるシリーズを展開できるのではないでしょうか?

 

そしていつかレオパルドンを登場させてほしいものです。

 

総評

85/100点。スパイダーマンを知っていれば、より深く楽しめるのですが、知らなくても素直に楽しめる良作です。

 

アニメに偏見を持たない最近の映画ファンなら必ず劇場で楽しんでおきたい一作です。

 

 

マサカズ

otagoto.com

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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