鑑賞情報

2019年1月6日 10:20〜12:10

あつぎのえいがかんkiki スクリーン2

3列目右から4番(席番号がないので)

 

冬休み最終日ということであつぎのえいがかんkikiで【チューリップ・フィーバー】を鑑賞してきました。

本当は新作がバンバン上映される前に【アリー/スター誕生】とか上映期間の終了が迫っていそうな作品をチェックしておきたいのですが、この劇場で公開される作品が妙に気になるモノばかりセレクトしてくるので月イチは足を運ぶたくなるのです。

 

それでは感想です。

 

キャスト

主演は新作のトゥーム・レイダーでララ・クロフトを演じたアリシア・ヴィキャンデル。ララを演じるより先に作られた作品なのでかなり華奢なスタイルです。

 

相手役はデイン・デハーン。去年はヴァレリアンで見たけど、同時期にこんな180度違う役をやってたんか。

 

キャスト、セット、デザインなどビジュアルについてはなんの不満もありません。でも逆に言うと【見た目だけ】なんですよね。

 

映画のチラシに【フェルメールの世界から生まれた物語】とか書かれていますけど、フェルメールとは関係ないですよね?作品のウリがビジュアルだけだからビジュアル押しのキャッチコピーになったのかも?

R15+

けっこう見えてるw

向こうの女優さんって作品に納得していれば肌もさらしちゃうんですよね……乳首券も発行済です。

でも、直接的な行為のシーンより、高齢の夫であるコルネリスがベッドの上で合体する前につぶやくセリフの方が面白いですwオマエは笑福亭鶴光か!

 

ただ、R15+である意味を考えると『?』となります。こんな直接的に行為を見せることによって作品にどのようなプラスがあったのでしょうか?

 

自分にはありましたが(オイ

 

脚本

ちょっと、取ってつけた感が……

 

いくらなんでも妊娠をごまかすのはムリがあるでしょうが!原作通りに夫の目が悪いという設定を表に出したとしてもです。

 

あと、脚本家が描きたいラストに向けてのシナリオの舵取りが神がかり的予定調和。話を書きたいんじゃなくてラストに向かいたいために話を書いているように思えます。

 

ついでにいうと、この映画だけ見ると夫がいい人すぎる!元々は子供が欲しくて若くて美人の妻を修道院で見繕い、毎晩はげむようbなオッサンなのに、最終的には5ちゃんの家族板で質問した結果、最終的にスレの住人やまとめブログのコメント欄で擁護される草食系のダンナさんみたいなキャラクターになってきます。

 

総評

55/100点。話の体裁は一定のレベルで取り繕われているけど、ビジュアルを見せるために話を後付けした感があります。

 

タイトル通り、チューリップ・フィーバーについてもっと踏み込んだストーリーの方が物語の芯が出ると思うんだけどなぁ。ちょっとタイトルの付け方から間違えちゃったかも。

 


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そういえば、旧作ということでパンフレットが売っていなかったのは残念。ビジュアルが売りだったらパンフは欲しくなるよね?乳首にも期待してしまうし

 

ついヤフオクで落札してしまいました。定価の倍額……出品者は物の価値を分かっているなぁ。チューリップ・バブルに沸くオランダ人も見習ってほしいぜw