レンタルショーケースというビジネスモデルがあります。
ショーケースを月いくら+販売手数料という形で契約して、自分の所有するアイテムを販売するという手法です。
でも、このショーケースをギャラリーとして利用されている方もいます。
値段をちょっと手が出せないような価格に設定して、自身の作ったプラモデルやフィギュアなんかを展示するのです。
もし売れてしまったら?
そこは自身でも想定外の高額でも買ってくれた方に感謝するだけで怒るのはお門違いでしょう。
ところでレンタルショーケースをギャラリーとして使用するアプローチがあるのであれば、自身のコレクションを展示するギャラリーがあっても良いのではないでしょうか?
オタク向けレンタルギャラリービジネス概要
秋葉原や中野などのオタクが集まる街でギャラリーをオープンします。借り手として利用するのは自身の作品や希少コレクションを見せびらかしたい人です。1件または1スペースを月いくらの契約でレンタルします。この利用者がギャラリーに支払うレンタル料が基本の収入です。
このギャラリー最大の特徴は、すばらしい展示品に対して鑑賞者個別での【おひねり】を支払うことができるシステムです。
展示品に並べて透明な募金箱とメッセージカードの展示スペースを用意します。良い作品と出会えた鑑賞者はギャラリーからメッセージカードを購入して、作品所有者に対して個別or公開のメッセージを送ることができます。メッセージカードの文字記入面の裏側を展示品の写真にすれば単純にフォトカードとしての需要も出るかもしれませんね。
また、それとは別に単純なおひねりだけでも送ることができるようにします。ストリートミュージシャンや大道芸人に『いいモノ見させてもらったよ!』とお金を払うイメージ。
……作品におひねり箱を設置して管理するのが難しいのであれば残念ながらこの案はボツです。ミュージシャンのギターケースにお金がどんどん入っていくイメージが再現できると気持ちいいのでぜひ実現してほしいですが。
そして、このメッセージカードの利益とおひねりはレンタルショーケースのように借り手とギャラリーとの間で折半します。
また、ギャラリーはゆっくと展示品を観てもらったりメッセージカードを書いてもらったりすることのできるカフェを併設します。物販でオリジナルアイテムの販売をしてもいいですね。
ちょっとビジネスとしては難しいかもしれませんけど、単純なメイドカフェをするより人件費的にも余裕ができるでしょうし新しいオタクビジネスとして注目されるかもしれません。ネットではなくリアルで作品発表の場に困っている作り手のフォローにもなりますし、作品自体は売れなくても見てほしいというコレクターにも利用されそうです。
こんなビジネスどうでしょう?