鑑賞情報

2019年2月16日

イオンシネマ海老名スクリーン7

L-24

2回目の幼女戦記鑑賞後に数年ぶり(劇場版エヴァの序の初日以来!)にスター・ウォーズの聖地として映画ファンにはお馴染みのイオンシネマ7番スクリーンのTHXで鑑賞してきました。

ポイントとか考えたらTOHOシネマズで観たほうがいいし、4DXやIMAXなんかも候補として考えていたんですけど、ほんの少し地雷臭も感じていたのでこの選択肢となりました。

 

結果として【ゴメンナサイ】で目一杯楽しませてもらいました。

 

それでは感想です。

 

アクアマン、ピンで保つの?

……これは2017年のジャスティス・リーグの感想で書いた当時の疑問です。

 

あと、メンバーの弱さも気にかかります。特にアクアマンなんてピンで保たないでしょ!……やっぱりヒーロー集合作品は個々で作品を作ってからやるべきだと思う。集合作品からピン作品出しても『あの時のパットしなかったやつがメインの映画?誰が観るんだよ!』になりかねません。

 

当時としては真っ当な感想だと思います。あの映画でアクアマンの存在理由は登場ヒーロー中、最低でしたからね。

 

それが蓋を開けたら、あら不思議!ヒーロー勢揃いの集大成よりも、その中で一番意味のなさそうな悪人ヅラ単体の作品のほうが面白いなんて!

 

思い返せば、この感想記事の最後で当時単品映画が存在しなかったブラックパンサーについても不安視していましたが結果として大ヒット作品となりました。

 

やはりヒーロー集合の前に個々のキャラクターに焦点を当てておかないというのは不自然なことだったという訳ですね。

 

時系列の違和感

今作でアーサー(アクアマン)とメラ王女が初めて会ったような描写がされていたけど、ジャスティス・リーグでは既に顔見知りのように会話していたから今作の方が先に起こった出来事かと思っていたのですが、どうやらジャスティス・リーグ→アクアマンの順番とのことで制作側の問題のようですね。

 

これだけ予算をかけた大作でこんなあやふやな描写をしてしまうっていうのがハリウッドらしいですね。

 

面白さ至上主義で多少の設定の違いなんかは作品の完成度に比べたら優先度が下がるっていうのは【責任感がない】とか【勘違い】なんかとは異なり【こちらの方が面白いから!】という自信なのだと思います。

 

ビジュアル

CG多用で多少嘘くさい部分もありますが、ハリウッド大作にふさわしい画作りが行われていることに好感が持てます。

 

観客の期待に答える作品を提供できた時点でこういったジャンルの作品としては合格だと思うんですけど、皆さんはどう思います?

 

ただ、タツノオトシゴのビジュアルで二本脚で水を掻いて進むのはどうなのw

ニコール・キッドマン

 

今作で一番良かった俳優……50歳超えてあのコスチュームで金魚食べちゃうのは凄い!(そこかよw)

というか、ワンダーウーマンでもこの手の役者が多数出演していて、どの方も存在感を出していましたが、彼女は頭一つ抜きん出ていますね。

 

彼女のキャリアと年齢でこういった役をやるのは下手すりゃギャグですよ?……それなのに作品の深みにつながっているし、そもそもアクアマンの世界は彼女の登場で物語が始まり、彼女の再会で幕を閉じるということで、ある意味物語の主役ですよ。

 

総評

78/100点。この一作の完成度や続編の示唆などあらゆる意味で優等生な作品なのでこの点数です。下手に人種問題なんかに絡めて内容を判断されてしまうブラックパンサーよりも日本人にとっては純粋に楽しめるのではないでしょうか?

 

あとはアクアマンのキャラクターですね。DCEU作品がそこはかとなく発している暗さを払拭する明るいキャラクターなのですが、一度劇場で観ないことには納得出来ないだろうからなぁ……ジェイソン・モモアもヒーローとか王様というより野人というかキングコングですからねw

 

とりあえず、今後サイボーグが単品で映画化してもヒーローの力を信じて劇場に向かうよ!