ラノベの文章は内容>表現

やれテンプレだ、また異世界か、と散々な評価を受けるライトノベルですが、ことシナリオに関して言えば【突拍子もない】という点では確実に純文学とよばれる一般小説より勝っているのではないでしょうか?

 

文章力というか内容を度外視して日本語の文章表現という点から見れば全く太刀打ちできていませんが。

 

やっぱりラノベはシナリオ重視なんですよ。

 

2ちゃんねる系の小説(?)で台本形式のものがありますよね。あれなんか正しくシナリオ特価の文章ですよ。

 

文壇の賞を目指すような作家だったらシナリオと同時に文章表現自体にも気を使いますよね?異なるシチュエーションで同じイベントが起きるシナリオで内容は変えつつも文体はなぞって韻を踏んでみたり、文書の密度を調整してミスリードを誘ってみたり……

 

なんていうかラノベの場合、【読むだけ】で話が分かるんです。頭を使わなくていい分スッと内容が入ってくるので共感や作品世界への没入感は増すのですが、頭の深い部分を使わない分、脳みその表面を撫でて通り過ぎてしまう【その場限り】の文になってしまいます。

 

純文学だと文章を理解するために繰り返し脳みその深くまで内容を伝えようとする行為自体が文章自体の価値を高めてくれるというか……

 

いや、いつかライトノベルというジャンルの作品が文学賞をとる時が来るとしたら、内容はともかく、いったいどんな文章で受賞するのでしょうかね?