2018年11月30日、TOHOシネマズ海老名にて【機動戦士ガンダムNT】を鑑賞しました。

 

人気シリーズの公開初日ということもあり平日のうえ翌日は映画の日で鑑賞料が安いというのに結構席が埋まっていました。入場特典や限定販売グッズの影響もあったのかな?

 

それでは感想です。

 

普通に良かった

【良かった】という感想の頭へ【普通に】と付けるのは大して良くないのでは?と思われてしまうかもしれませんが、当初この作品に抱いていた不安を払拭してくれる程度には楽しめました。

 

そもそもガンダムはビッグタイトルなだけあって外した際のダメージもデカイんですよw

 

これがGガンくらいまで突き抜けてくれれば【これはこれでアリ!】という評価になるのですが、通常のガンダムシリーズの持つイメージに収まる範囲内でファンを満足させ、物語を成立させるのは意外と大変です。

 

今作はUCの後日談的な話ではありましたが、世界観を大きく壊すことなくファンに納得のいく作品に仕上がったのではないでしょうか。

 

一話完結

事前情報とか全く見ていなかったのですが、NTはコレ一作で完結しているんですね。勝手にシリーズ物だと思っていました。

 

上映時間は90分と短いのですが、独立した一本の映画としてしっかりと完結させているのは素晴らしいです。

 

特に劇中にこれまでの宇宙世紀シリーズのエピソードの断片を挿入して過去のシリーズとのつながりを違和感なく教えてくれるのは過去作品にそれ程詳しくないガンダムファンにも親切ですし、古参のファンはニヤリとできるしで良い演出です。

 

メカ戦だ〜!

人間ドラマが売りとなってもガンダムシリーズ最大の見所は戦闘シーンだと思っています。ニュータイプによる戦闘ということで、ちょいとオカルトじみた場面はありましたが満足できる戦闘を見ることができました。

 

懐かしのディジェ登場とか、思いの外Ⅱネオジオングが動いていたりとか……ナラティブガンダムのコアファイターの存在みたいにメカの機構を最大限見せる演出と展開ができるのは作品としてのガンダムを作るにあたり必須のスキルなのではないでしょうか?

 

地味に気に入っているのがフェネクスがV-MAX発動している所。目が赤くなってフィールド発生しているからか?

 

キャラクター

反面、キャラクターは地味。この時間でキャラクターどころか主人公ですらバックボーンの掘り下げができていなかったし作画的にも荒れが目立ちました。

 

これじゃラストの○○の登場で全部持っていかれちゃいますよ!

 

この辺は残念な部分ですね。

 

グッズ

シナンジュスタインは売り切れていたんですけどフェネクスのクリアカラーVerは購入できました(¥3100)。

 

その他、特別版パンフ(¥2200)と宇宙世紀メモリアル(¥2000)も購入。出費が痛いけど好きなものに金を払える幸せってあると思うの……

 

第一週入場特典はUCがバナージとミネバ、NTがナラティブガンダムとシナンジュスタインでした。現時点で他の絵柄が分からないので当たりハズレは判断できませんね。

 

総評

65/100点。ガンダム劇場版としてファンの求める要求にはしっかりと応えられている作品に仕上がっていると思います。尺を長くしてキャラの描写をしっかりとしても店舗が悪くなるだけなので、物足りなくてもこの作品はこれで正解なのでしょうね。

 

なんか、もう一回観てもいいかも……