世間一般ではシン・仮面ライダーが公開中でアレなのですがシン・ウルトラマンの話……このネタ考えたのも1年ぐらい前の話でしたからねぇ。
primevideoで視聴もできますし、内容について細かい話をしても問題ないでしょう。
シン・ウルトラマンの感想で【ラストシーンがブツ切りで唐突に終わる】というのを聞いたことがあります。
確かに劇中ラストは禍特対の面々の前で神永が目を覚ますシーンで唐突に終わり、そのままエンドクレジットに入ります。神永にウルトラマン(リピア)の記憶が残っているのかは鑑賞した私達に解釈が委ねられているのでモヤモヤがあるのかもしれません。
ただ、この場面の個人的な解釈なのですが、このラストシーンこそ【消えゆくリピアの最後の意識】なんじゃないのかと思っています。
リピアがこの世を去るのは避けられないのかもしれません……それでもゼットンを倒し地球の危機を救ったウルトラマンが禍特対と再開することなく消えていくのは悲しいじゃないですか?
ラストに目が覚める神永ですが、人間としての神永本人の意識が覚醒する直前、意識を明け渡すリピアの最後の記憶があのラストシーンと考えると、そこでブツ切りとなることにも納得がいくんですよね。禍特対の面々と浅見弘子からの「おかえりなさい」が死にゆくリピアの最後に見た光景なら悲しくても救いがある。
『おかえりなさい』を受け取るのは仲間としての経験のあるリピアであって欲しいですしね。
その後のエンドロールが真っ黒=リピアの死であったとしても。