2017年9月29日、シネプレックス平塚にて映画【ファウンダー】を鑑賞してきました。

実はこの日が上映最終日で正直鑑賞は諦めていたのですが、仕事が年2回の棚卸しの日で昼に作業が完了して帰れることになったので鑑賞が実現しました。

座席は中央やや後ろ寄りを選択したのですが、古くて狭い劇場だったのでこのポジションでも大きく見上げる形での鑑賞となってしまいました。次回こちらに足を運ぶ時は最後列を選択することにします。

それでは【ファウンダー】感想です。

 

 

実話

この物語は実際にマクドナルドを立ち上げた兄弟と、その価値を世界規模まで引き上げることとなる、しがないビジネスマンとの関わりを描いた作品なのですが、この主人公のしがないビジネスマン=レイ・クロックがえげつないです。世界規模の企業を立ち上げるファウンダー(創業者)っていうのはこういう人間なのか!っていうのが圧倒的な説得力で描かれます。

日本人的……いや、どの国の人から見ても好意を持たれるのはマクドナルド兄弟であって、レイは嫌な奴にしか思われないけど、今日のマクドナルドやファストフード業界があるのは彼のビジネスの賜物に間違いありません。

こういった存在は必要悪だよなぁ。

 

継続に勝るものはない

自著にも書かれているレイの言葉。シンプルにして究極の方法だと思う。

人は誰しも理由を作って夢を諦めたり、夢を諦めるために理由を作ったりするけどレイにはそれがない。思いやりとか契約とかよりも自身の決めたことに対する継続を優先するレイの生きざまが凄まじいです。

正直、殺されなかったのが不思議なくらいだ。

 

ところで話は変わるけど、スマホゲームの課金ガチャで廃人の名言(迷言?)で『出るまで(ガチャを)回せば出現率100%』という言葉があります……まさにコレのことだと思う。

 

上映館

普段はアクションやSF、アニメばかり見ている自分ですが、この作品は大いに楽しませてもらいました。

そんな作品が少ない上映館で短い期間しか公開されなかったことが残念です。下手に意識高い系に向けた作品というわけでもないのでミニシアターにも合わないし、昔で言うところの2番館でロングラン上映するのが合う作品だと思うんですよね。

自分が足を運ぶ劇場ですとアミューあつぎで上映開始したらもう一回観に行きたいです。

そうこの映画、アクション物でもないのにリピート鑑賞したくなる作品です。

 

残念ながらどの劇場でも上映が終了していると思われますが、もし見る機会があればぜひ一度鑑賞することをオススメします。

 


漫画・アニメランキング

 

そして、この映画を見たら絶対に本も欲しくなります。とりあえずKindleでポチりました……ゆっくり楽しませてもらいます(といいつつ一気読みしてしまうのだろう)。