自分がメインで利用しているTOHOシネマズ小田原で一番広いスクリーンは7.2×17.2mで座席数499+車椅子スペース3です。
また利用している中で一番広いのがTOHOシネマズ海老名の1番スクリーンで9.5×22.6mの座席数630+車椅子スペース4です。
でも、この席が全て埋まることはありません。最後に見渡す限りの座席が観客で埋まっているのを観たのは新劇場版エヴァンゲリオンQが最後です。
巷で話題になった【君の名は。】も、初めて観たスクリーンは公開当日の初回、小田原の2番めに広いスクリーンで、客数は多かったものの空席も目立ちました。
新宿バルト9や横浜ブルク13などで期間限定でアニメ映画が上映される際は入場特典を求めて客が殺到することはあります。また、立川シネマシティの爆音上映などのイベントで席が埋まることもあります。
ただ、それはあくまで短い期間に客が集中するだけで通常の営業時はガラガラです。
基本的に平日朝の映画館なんて『いったいどんな客が観に来るの?』という感覚なので、『空いた席がもったいないと』感じてしまうのは自分が貧乏性なだけなのでしょうか?
いっそのこと平日の映画館の営業時間を短くして人件費を減らしたり、映画館サイズの大型紙コップの自販機をメーカーと開発、設置して購入機会を増やしたり、席数を減らしてもいいから座席を広くして通路を広く取って他の劇場との差別化を図ってもいいかもしれません。
ある一定期間しか存在しない【席の埋まる作品】のために座席数を確保することも大事ですが、普段から多くの人に訪れてもらえるような劇場を作るという営業戦略もアリなのではないでしょうか?
いっそのこと、シネコンは観客を詰め込むタイプの大型スクリーン以外の通常サイズのスクリーンは全てをリクライニング、両側肘掛け、座席間テーブル付きのゆったりとした劇場にして【黙っていても客の入る映画用のスクリーン】と【客の居心地を追求したスクリーン】の2段構えで営業してみてください。どこか地方の劇場で試験営業して、上手く行かなかったら使用したプレミアムシートは全国の系列シネコンに再配置して使用すれば無駄にはならない……ハズ。