新型機強奪回。
ロボット物(正確にはガンダムシリーズ)ではお約束の展開ですが、結構泥臭い内容となっています。
それではナイツ&マジック第5話感想です。
【ナイツ&マジック】第5話で感じたこと
伝令襲撃
伝令の襲撃シーン、結構あっさりと仕留めています。いや、ヴェンドバダーラが潜入工作用の特殊機体だとしても伝令は気を抜きすぎだろう!……『志村!うしろ!うしろ!』(視聴者の声)
「魔獣相手の田舎ナイトランナーはチョロいもんだねぇ」
これはフレメヴィーラ王国が【魔獣番】と呼ばれる対魔獣戦を主とした目的の騎士団であることからの揶揄。おそらく他国のシルエットナイトは国同士の戦争に使用されるのが主目的で、魔獣相手に戦うフレメヴィーラの方が稀な例なのでしょう。
乗っ取り
恐ろしいのはコクピット内のナイトランナーだけを狙ってシルエットナイトの機能を停止させたこと以上に、死体を取り除いた機体をそのまま利用して侵入すること。相当酷い状態だろうに死体どかしてそのまま使用するのかよ……
砦侵入
躊躇なく人を殺しますし、死にます。こういったロボット強奪イベントでの殺人はよくありますが、この作品でもその辺りはシビアです。
ちょっと疑問なのが砦の防御力が弱いこと。ちょっとした砲撃で破壊される城壁や尖塔って、この世界基準での攻撃に対する防御力を持ち合わせていないのかなぁ?
対シルエットナイト戦闘
マナの消費量が激しかったのに守備隊を蹴散らして脱出できたのは、最初の段階よりもマナ・プールの問題が解決したからこそ。その結果が逆に強奪組の成功の手助けになってしまいましたね。
ちなみに隊長がハンマー持って出てきたけど、確実に仕留めることが出来ない鈍器ってどうなの?
遭遇
強奪組からしてみれば笑えるほどほのぼのとした遭遇戦だと思う。おもしろいのは魔獣相手に戦うフレメヴィーラ側のナイトランナーが名乗り云々と言って、人相手に戦う強奪組の方が不意打ちすること。
戦闘シーンは圧巻の迫力。シールドバッシュを仕掛けるアールカンバーとそれを飛び越して斬りかかるぐゥエールとか、シールドを押しのけて至近距離から砲撃を放つテレスターレなどギミックを活かした見所も満載。やっぱロボットを壊して良いのはロボットだけですわ。
逆にシルエットギアの戦闘はちょっとガッカリ。戦闘自体のアイデアは面白いんだけどシルエットナイト同士の戦闘と比べちゃうとなぁ。
あと、あれだけ非情なケルヒルト17歳がアールカンバーにとどめを刺さずに逃亡したのも謎……というか脚本の矛盾にして違和感。倒れている相手のコクピットに剣を突き立てればいいだけじゃん。
まぁここでエドガー先輩が死んでしまっては困ると思いますが。
ディー先輩
初登場から良い所のなかったディー先輩が急に格好良くなり見せ場ももらえた……ヘタレパイロットの覚醒イベント的シーン。
銀鳳騎士団任命
メンバーの中で一番騎士らしいエドガー先輩が任命に立ち会えないという不幸。
今回はこんなカンジ。話の密度も高いし、この位の内容で一話を構成してもらえると見ごたえがありますね。
やっぱりロボは戦闘シーンが命ですか。