鑑賞:2017年4月1日12:00〜14:10

劇場:TOHOシネマズ小田原 スクリーン5 E12

毎月1日は映画の日。大人1100円につられて観てきました。

TOHOシネマズ小田原ロビー

TOHOシネマズ小田原ロビー

以下ネタバレありの感想。

映画.comレビューにあるようにストーリー自体は、この手の(小説、マンガ、アニメ)作品を見慣れた人にとっては、ある意味お約束なのですが、ビジュアルによる説得力でねじ伏せられるのはハリウッド作品の良いところですね。

人工重力を生み出すために居住エリアが回転しながら航行する宇宙園。

個人所有のビバップ号(カウボーイビバップ)や宇宙戦艦アーガマ(機動戦士Zガンダム)などで回転による重力発生のビジュアルは確認できますが、乗組員5000人規模でマクロスシリーズの移民船団に近い設定のアヴァロン号は宇宙船というよりスペースコロニーに近い設定で、宇宙船の機関部分を進行方向にも重力が発生するためか、螺旋所状に形成されたドーナツ型の亜種のような居住エリアが囲んでいて、これが圧倒的な説得力を生み出しています。このビジュアルは新しい!

宇宙空間にせり出すように設置されたプールも現実世界の空中プールの延長で、未来的ビジュアルの更にもう一歩先の未来感があって良いですね。

まぁ、燃焼中のエンジン内部をたかが透明の壁で隔てた程度で視確認できたり、個人のバーナーで取り外せる隔壁の扉でエンジンの燃焼が防げるのは正直どうなの?とか思いましたが、ガチSFではなく物語を面白くする説得力を表現するためのガジェットとしてなら全然アリ(笑)

まぁ、そういうの(ツッコミどころ)も含めて恋愛映画としてもSF映画としても楽しめました。ただ、デートムービーとして観たら、鑑賞後にカフェで作品の話をする際に男女間で印象が異なるかもしれませんね。

劇中でガス(マトリックスシリーズのモーフィアス役のローレンス・フィッシュバーン演じる宇宙船のスタッフ)がオーロラに対してジムを擁護する発言をしていたけど、女性目線で観たら「クソ野郎許せん!」に違いない。

逆に男性側から先に挙げたSFの説得力やツッコミどころを話題にしても女性からしてみればピンとこないだろう。

双方の捉え方の違いがデートムービーとして成功するするかどうかは、現在独り身なのでちょっとわからないですね。そもそも、昔から絶対に映画は一人で観るようにしていたからなぁ。そこまで気にすることでもないだろうし。

とりあえず、自分は楽しめました。観て損したと感じなければ映画鑑賞としては大成功です。