映画【トールキン 旅のはじまり】感想

鑑賞情報

2019 09/14 10:00〜

TOHOシネマズららぽーと横浜 スクリーン8

D-8

映画通をうならせる作品を発表し続けるFOXサーチライトの【トールキン 旅のはじまり】を鑑賞しました。

指輪物語を読んだのは高校生の頃で、もちろんロード・オブ・ザ・リング三部作も観たのですが、作者本人についての知識は言語学者だったことくらいしかありませんでした。この程度の情報かつ、対象に興味がある状態ですと伝記映画の楽しみが増えますね。

 

それでは感想です。

 

ややボヤケた作品

【幼い頃からの興味(空想、言語学)、戦争体験、友人と恋人によって、偉大な作家J・R・R・トールキンは作られた】ということを描きたいのは理解できます。

ただ、戦争体験とその他の出来事を交互に見せることでかえって焦点がボヤケてしまったのではないでしょうか?

 

個人的には幼少時から時系列順に進行するか、最初に指輪物語を執筆完了したトールキンの姿を描き、そこからの回想という形で幼少時に戻る、というようなシンプルな構成のほうが好きです。

ニューシネマパラダイスで尺の短い編集の方が好きな人は同じように感じるのではないでしょうか?

 

ルックの美しさ

全体的にシックな空気感やセットデザインのレベルは高いです。戦争シーンのカラーやビジュアルも定番ではありますがドラマチックだと思います。

同じような舞台、時代のプーと大人になった僕と全然違いますねwまぁ描いているものが違うので当たり前ではありますし、どちらも良い点、悪い点は存在しながらも描くべき世界観の構築に対して適したものを用意しているだけなのですが。

 

【指輪物語】感の少なさ

この映画の一番残念だった部分がコレ。

トールキンのことを描くのであれば避けて通れない部分であるにも関わらず、最後の説明で語られるだけで終わってしまうこと。

無論、戦争シーンやデートのシーンなどでロード・オブ・ザ・リングで見たようなビジュアルに繋がるシーンを見せてくれたんですけど、トールキンという作家についての知識にこの映画三部作が無い観客にとっては流し見してしまう部分だと思うんです。

もうちょっとベタな部分があっても良かったんじゃないかなぁ?

 

総評

60/100点。

残念ながらやや退屈。成功に至るまでの道半ばまでしか映画化していないというのが敗因なんだと思います。

なんというか巌流島の前で終わってしまう宮本武蔵とか電球を発明する前のエジソンの話を見せられても反応に困る感じといったところです。

もうちょい脚色を入れて最低限でも伝記映画としての体裁を取り繕っても文句はあがらないと思うんですけどね。

マサカズ

otagoto.com

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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