本日、小田原コロナシネマワールドでスパイダーマン ファー・フロム・ホームを4DXで鑑賞しました。
作品自体には大満足だったんですけど他の観客の貧乏揺すりだか足ブラブラだかがコツコツ響いて気を取られてしまったのが残念でした。
ただ、これは観客のマナー違反というより4DXというシステムの構造的な欠陥なのかもしれないと感じました。
御存知の通り4DXは座席が動きます。
座席は4席分を1セットとして動かしているのですが、傾斜角度の絶対値(ここは前方に10°、右に5°傾ける等)を厳密に指定してしまうと、指定された角度まで強制的に座席を動かした結果、何らかの理由で席から離れることになった観客の体や手荷物などを挟んで怪我や破損に繋がる恐れがあります。
そのため、4DXでは動かす量自体は指定しているのですが、物を挟んだ際に障害物があるとそれ以上動かないように可動部分の両側を完全に固定しないようにしていると思われます。
そのせいか、同じ4席セットの他の観客の出す振動を簡単に共有してしまうのです。もちろん、後ろの席から蹴られると4席まとめて揺れることになります。
この辺りは観客のマナー以外に対処しようがないので、同じ席に座る客層に期待するしか無いですね。
この問題を設備側で解消するには中身を総入れ替えして新たな専用スクリーンを開設するのと同じ位の手間と予算がかかってしまうのではないでしょうか?
とりあえず、フットレストが同一セットの座席に影響を与えないような接続方法に変更してもらえるだけでも違うと思うんですけどね。