2018年10月14日の2本目は【音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!】です。

 

この感想を書く前にスケジュールを調べた所、ほとんどの映画館で10月25日で上映を終了するみたいですね。客入りも悪いみたいだし話題作も公開を控えているので仕方ないか……

 

それでは感想です。

 

個人的には好きな作品

 

テーマや見せたいものは分かんないし、ギャグは寒いしとネガティブな意見が多いんだけど個人的には好き。英語の勉強でシャドーイングをしていると、心の何処かで【音量を上げろタコ!】って声が聞えるくらいには気に入っています(病院に行けw)。

 

ギャグの寒さについても事象に対するネタのズレが心地よいので気に入っています。対象に対して上下左右にズラしたギャグというより時間とか次元をズラすタイプの外し方で、ノッているときの時の古舘伊知郎の実況のような感じ。アントニオ猪木=ママレモンなセンスです。

 

セットデザイン

 

現代の日本とは思えない謎のセットデザインは注目すべきポイント。

オススメは映画のパンフレット!小物などの解説が掲載されているのですが、コレが面白い!……ぶっちゃけ公開期間も残りわずかなので作品自体はソフトや配信待ちでもいいけどパンフレットだけは木曜日までに購入しておいた方がいいですよ。後から欲しくなってもちょっと入手が難しそうなので。

 

それにしても、【よろこびソバ】に元ネタがあるとしたら是非食べてみたい。

 

説得力

 

残念なのが【世界的ロックスター】という触れ込みのシンの楽曲にそこまで説得力がないこと。

 

でも、実際の楽曲を観客に体験させるのは作品として誠実だと思います。

 

 

先日鑑賞した【響】では直木賞、芥川賞、W受賞で劇中の登場人物の全てが絶賛している【お伽の庭】という小説が登場します。

 

この小説、原作でも映画でもひたすら評価はされるのですが作品そのものは全く描かれていないんですよね。なんか評価だけで作品の説得力を出そうとするのは表現として卑怯だと思うんですよね。その点、今作では実際の楽曲を出している分評価できると思うのです。

 

……これでシンの曲が本気で物凄いモノだったら良かったんだけどなぁ。

 

 

もしかしたら実際に音源が使われない小説で読んだら楽しみ方が変わるのかもしれませんね。

 

総評

 

65/100点。久しぶりに世間の評価と異なる感想となりました。多分、映画館で観たから損した気になるんじゃないですかねぇ?メインキャストの2人を目当てにVシネマかなんかで見たら結構楽しめると思うんだけど。

 

とりあえず、Amazonで配信されたら絶対見ます!