小田原コロナワールド入り口
2018年7月14日、小田原コロナシネマワールドで【ジュラシック・ワールド/炎の王国】の4DX吹替版を鑑賞しました。
レディ・プレイヤー1以来2ヶ月ぶりの4DXですし、大作シリーズの期待の新作ですが内容は……(^_^;)
それでは感想です。ややネタバレありなので鑑賞がまだの方はご注意ください。
期待ハズレ
このシリーズは全作劇場で鑑賞していますが、今回ほどガッカリさせられたのは初めてです。
ストーリー的には前作から継続しているし、イベント(被害者の補償問題、滅びゆく恐竜たちの救出)なども連続性があるのに、登場人物も恐竜もキャラクターの描写がぶれまくっていて連続性が感じられません。
特にブルー!……作中で恐竜サイドの主人公であるはずの彼女(メスです)が前作と違いすぎてビックリです。人間に管理されず島で野生化して暮らしていたはずなのにオーウェンと再会した途端に即堕ちしてペットみたいに従順になっちゃうのってどうなの?
コイツ、実はただのクリス・プラットのファンじゃねぇの?
舞台の設定も微妙です。映画の前半(というか序盤)で元々の行動のおこりである【恐竜たちの島からの救出】が終了して、あっさりとロックウッド氏の邸宅内という島→家というを半端ないスケールダウンを見せてくれます。
まぁ、これがあるから世界に解き放たれる恐竜によって【変わらざるをえない世界】というものが強調されると思うのですけど、やっぱり巨大生物のステージを大邸宅とはいえ屋敷の中で完結させるのは無理があると思うんです。
三部作の中盤
この作品は3部作の第2部という位置付けで続編は2021年に公開予定です。ラストの投げっぱなしジャーマンな展開で次回作はエイリアン→エイリアン2以上の無茶なスケールアップと予測不可能度です。
言うなれば【次を観ないことには評価が難しい】昨品です。前作と次回作の繋ぎとして正解を見せることができたのかは定かではありませんが、自分的には【ナシ】です。
総論
50/100点。期待度が高すぎたからこその点数なのかもしれませんが、恐竜のいる世界を描くために恐竜のキャラクターの方を改変するっていうのはおかしいでしょ?
邦題の【炎の王国】もだめ。そのまま【堕ちた王国】じゃだめだったんですかね?
ついでに言うと4DXで観る価値はナシ……これはホント金の無駄でした。これならポイントも入るしTOHOシネマで通常上映を観ればよかったなぁ。
それでも次回作も劇場で観ますよ!ずっと追いかけている作品ですしね。