2017年8月27日、TOHOシネマズ海老名にて、映画【ワンダーウーマンMX4D吹替版】を鑑賞しました。

席はMX4Dならびに4DX鑑賞の際のお約束、最前列中央に陣取りました。

A列8番(最前列スクリーン中央)

……ただ、海老名のMX4Dは4脚ワンセットの稼働シートが横に3列並んでいる仕様で、スクリーンサイズも4.0×9.4mとそれなりの規模です。ガルパン最終章が公開されたらどうせ複数回鑑賞することになるので、2Dは海老名の最大スクリーンと立川の爆音上映。3Dは小田原コロナワールドの4DXとTOHOシネマズららぽーと横浜のMX4Dで鑑賞することになりそうです。

 

話がそれました……それでは個人的な感想です。

 

 

ワンダーウーマン

ダイアナ(ワンダーウーマンの本名)役にガル・ガドットを見つけた時点でこの映画の成功が確定したと思います。こう言っては何なのですけど、女優としてそれほどメジャーではない彼女をどういったきっかけで見つけてきたんでしょうね?

アクションはよく動くうえに、『どのように動いているのか』『どのような意味があってこの動きをしているのか』が理解しやすいです。最近の作品は『ものすごくて何をしているのか分からない』という演出が多いのですが、要所要所でスローモーションを使用したり、位置関係を理解しやすいように固定視点で撮影したりと観客にやさしい作りです。

それと原作を『わかっている』演出も素晴らしいです。最強の敵回転ドアに立ち向かうシーンやアイス食べるシーンを描いてくれただけで大満足です。

 

ストーリー

極めて王道……というか、良い悪いを抜きにして今回のストーリーからどこを弄ろうとも作品は向上しないと思います。ワンダーウーマンの劇場単独作品一作目としてパーフェクトです。演出的にかったるかったり描写がぬるかったり細かい設定もなしに超常的なパワーで戦うシーンすら作品として必要なことと思えてしまいます。

言ってしまえば細かな説明なんて抜きにして『そういうモノ』と受け入れてやればいいだけなのです。セミッシラは地球のどの地点にあるの?とか細かく指摘するのはアラレちゃんが地球を割った後どうなるの?とか聞いてくるガキと同程度の疑問しか出てこない野暮な人間です。

逆に考えると、この話が合わないという方は、DCエクステンデッド・ユニバースというシリーズ自体と相性が悪いので、もう観なくてもいいです。無駄金使わなくて済んでよかったのではないでしょうか?

 

それでもあえて言いたいこと

実は劇中でワンダーウーマンと呼ばれることはないのはヒーロー物でのお約束2大巨頭(タイトルでは書かれているけど誰にも呼ばれない or 自分で名乗る)。

ダイアナという名前も親しくなった連中しか知らないことなので、いっそのこと【あの記念写真に書き込んであった撮影者のメモからワンダーウーマンの呼び名が生まれた。】的なネーミング誕生のルーツくらい用意してあったら良かったのになぁ。

 

この映画がワンダーウーマン誕生のエピソードとして足りないのはワンダーウーマンという呼び名自体の誕生のエピソードが描かれていないことです。

 

それでも映画的には大満足。こういった作品をどんどん出してもらえれば、DCもMARVELに劣らないシリーズとして君臨できると思います。

 


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