いきなり何を言っているんだとツッコミたくなる発言ですねw

でも毎日小説家になろうアルファポリスハーメルンでお気に入り作品の更新チェックと新規タイトルの発掘と巡回を繰り返し、気に入った作品が書籍化決定すれば予約注文しているのでライトノベルと呼ばれるジャンルの文章はそれなりの量、読んでいます。

結果、タイトルのように『ラノベに文章力は必要なのか?と疑問を持ってしまうのです。

そもそも文章力とは

ちなみに文章力とは文章を書く力、能力のことです。

それだけだと漠然としすぎて分かりませんが、具体的に言うと、語彙力(言葉の種類)、表現力(言葉の組み合わせや装飾)、構成力(バランス・理屈)、説得力(現実味・論理)、魅力(規則性・創造性)、生産力(メタ的な要素)の6つの要素全てを使って文章を書く総合力のことです。

巌窟王や三銃士の作者、アレクサンドル・デュマが法廷で「盗作したことは認める。しかし俺の方が面白い」という発言をしたという(情報ソースのあやふやな)ネタがありますが、このデュマが作品を面白くする要素が文章力です。

一方、ラノベの場合

転移、転生、憑依、召喚、etc……たしかにネタ被り、いや、むしろここまでくると様式美と言っていいほど同じような内容が並ぶラノベは文章力による差異が作品の魅力を左右するのかもしれません。

しかし

テンプレ展開だけではその作品を発表する意味がありません。あくまで大事なのはストーリーなのです。

最近の傾向からなのかわかりませんが、読者は文章力は内容が伝わればOKと考えているフシがあります。逆にストーリーは、少しでもおかしなところがあるとものすごく突っ込んできます。

これは、シーンを文章ではなく映像でイメージしているからでしょうか?ラノベには比較的多めに挿絵が入っていますが、ストーリーを文章ではなくビジュアルで覚えるので、ビジュアルを伝える描写がしっかりしていれば、そこまで上等な言い回しは必要とされないのです。さらにリゼロやオーバーロードのように、原作小説、漫画、アニメと存在すると文章の印象はどんどん希薄になってきます。

だから

自分はラノベに文章力は必要なのか?と考えるのです。

目指すのは小説家というよりシナリオライターですね。そして、上手い絵師にキャラクター設定や挿絵を書いてもらって読者のイメージ作りを補完してやれば大勝利です。

いや、文章力がいらないといってリアル鬼ごっこくらいまで突き放されると困りますけど。