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映画【機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅴ激突 ルウム会戦】感想

2017年9月16日、TOHOシネマズ海老名にて機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅴ激突 ルウム会戦を観てきました。

第一作から全て劇場で観ていますが、今回始めて海老名で上映してくれたので交通費とか時間とか色々と助かりました。これまでは新宿ピカデリーか横浜ブルクまで出かけていたので大変だったのですが近所で上映してもらえるのなら映画自体に集中できます。

ただ、鑑賞しやすいのと作品の出来とは全く関係ありません。ガンダムを見て育ったからこそ鑑賞後に不満点も噴出してきました。

 

それでは機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅴ激突 ルウム会戦、感想です。

基本的にネタバレ挙げています。展開を知りたくない方は記事を読まないことをおすすめします。

 

【機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅴ激突 ルウム会戦】で気になったこと

 

前置き

YouTubeで公開された冒頭のシーン。

※現在は削除されています

 

このシーンに至るまでにこれまでのあらすじのようなモノがあるのですが、これがクドい割には説明が不足している気がする。まさか続きモノの第5作目から見始めた客もいないだろうし、こんな説明に時間を使わないで、もっとあっさりと流してよかったのではないでしょうか?スターウォーズの冒頭の解説に画を加えたものを出すとか……

 

メカ

ニコ生岡田斗司夫ゼミで「未だに宇宙空間での爆発が描けていない」とか「なんで宇宙でミサイルがまっすぐ飛ばないのか」とかいうことを話していて、『SFモノはどうでもいい細部に拘っちゃうからなぁw』とか思っていたのですが、映像を見ると自分も同じことを考えていることに気づきました。

俗に言う【納豆ミサイル】という表現自体がリアリティの追求ではなくお約束になってしまっているからなのかもしれませんね。

 

実は今作のメカ描写でのお気に入りは戦闘シーンではありません。レビル将軍が戦艦内でブリッジに上がる際に掴んだ階段の横に設置された移動用のグリップです。

元々ホワイトベースの通路に付いていた移動用のグリップはガンダムシリーズで生まれたSF描写で最高の発明だと思っているのですが、宇宙戦艦の階段沿いに移動用グリップ付けるのってどうなの?って思ったからなのでした。

サラミスやマゼランはジャブローからブースターを使用して打ち上げられますが、運用は基本的に宇宙空間です。それなら階段を設置するのではなく、エレベーターか垂直方向の通路に移動用グリップを設置すればよいだけで、場所をとる階段なんて設置しなくてもいいと思うんですけど、ここら辺りに既存の発想から脱却できない地球連邦の凝り固まった設計思想が見えてきて、逆に面白く感じてしまうのです。

自分も思いの外SF者だったということですねw

 

マンガの演技

これは第一作から感じてきたことなのですが、登場するキャラクターの演技が全て漫画チックなのが気になります。

キャラクターのビジュアル自体は安彦良和氏のキャラクターを忠実に再現しているので元々のアニメ機動戦士ガンダム(ファースト)と違っていても新たに焼き直されたジ・オリジン版として受け入れられるのですが、マンガのコマの中でする演技をそのままスクリーンで再現しているので舞台俳優じみた動きに違和感を覚えるのです。

安彦良和氏はアナログ絵であれば世界でもトップレベルの絵描きだと思います。でも、巨神ゴーグやヴィナス戦記のように監督作品は上質ながらもヒットには至っていません。もしかしたら、彼の描いた絵をアニメーターが表現しきれないからなのかもしれません。

マンガのコマの中は止まっている1枚絵の中で時間が経過しています。アニメは本来止まっている絵を連続で見せ続けることによって動かします。表現の方法論が違うのです……そのことに総監督である安彦良和氏が気づいていない……いえ、気づいてはいても対策がわかっていないのです。

劇場版ジ・オリジンは漫画版ジ・オリジンの再現を目指した表現を行っていますが、アニメのキャラクターが映画の撮影時に原作マンガを参考に演技しているようにしか見えませんでした。監督が演技指導をサボって出演者に原作漫画渡して『これ見て演技して』って伝えて撮影スタートしたからこその出来なのかもしれません。

 

好きなキャラ

感想で文句ばかりですが、お気に入りのキャラもいます。それがドズル・ザビとタチ中尉です。

ドズルはジ・オリジン公開からどんどん評価を上げているキャラだと思います。とにかく馬鹿だけどいい人。タチ中尉はちょっと評価は難しいのですが作品を見ると、立場や行動の複雑さがキャラクターに厚みを与えています。ホワイトベースのクルーに例えるとジョブ・ジョン的な存在……とか書くとどうでもいい奴に見えるw

 

狂った作画

これは褒めているのか貶しているのかは微妙なのですが、ハモンのピアノ弾き語りシーン……特に背中の作画にアニメーターの狂気を感じました。これは劇場版アイドルマスターで春香が加奈のプチシュー拾いに駆け寄ったシーンをスクリーンで初めてみた時と同じ感覚というと伝わる方もいるかも?動きの表現がすごすぎて違和感を感じる。

ただ、演出がいただけない。

観客に弾き語りのシーンを見せつけたいからなのか、普通この手のシーンで描かれる心情や体験などのシーンが挿入されることもなく、ただただ弾き語りシーンが続きます。

それだけなの?

狂った作画大いに結構なのですがアニメーション自体はは物語を表現する手段です。アニメを見せたかったのか物語を見せたかったのか分からなくなる表現はNGだと思うのです。

 

劇場土産

パンフレット&プラモデル(1/144ブグ:リミテッドクリア)パンフは1100円とお高め。限定ガンプラは購入制限のためシャアザクとブグのどちらか一方を2個までの購入制限と謎の制限があったのでブグだけ購入。

限定ガンプラは結局作らなさそう。

 

総括

色々と不満がある出来でした。最初にこのレベルの作品を見ていたら以後のシリーズは鑑賞中止していたかもしれません。ただ、今まで積み上げてきたものの継承で生まれた作品であること……そしていよいよ次回で完結なこともあるので第6話も劇場で鑑賞します。前売り券も5、6セット券ですしね。

それと予告で前回にあった本編のアニメ化についての続報が無かったのが気になります。今更中止はナシにしてね。

 

今回の感想はこんな感じです。

 


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ホントは前日9月15日が史実で関ケ原の合戦があった日なので映画を観ようとか思っていたのですが台風も近づいてきているとのことでハシゴせずに早めの帰宅。ラーメン屋くらいには寄りたかったなぁ。

作成者: マサカズ

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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