鑑賞情報

2022年1月9日 11:50〜

小田原コロナシネマワールド スクリーン7

E-6

 

2022年6本目は【サンダーバード55】です。ちなみに昔のシリーズの一番の思い出は深夜の再放送の前に5分間のショートアニメレモンエンジェルが放送していたことです(サンダーバード関係ないじゃん)。

それでは感想です。

 

ストーリー

正直言って少し退屈です。もともとこの作品自体がドラマレコードのエピソードを元に新規で映像を作って完成させた物なので、内容自体が音声で展開されることを前提としていて国際救助隊の活躍するダイナミックな展開とはなりません。

ペネロープは人気キャラかもしれませんが、メインに据えるとなると音声ドラマが精一杯ですね。

 

再現度

一方、新規作成された映像部分の(過去作)再現度は驚異的。新しく作ったというよりも、【どこからか未公開映像を収めたフィルムを発見した】という触れ込みで公開しても違和感がないくらいです。まぁそもそもがクラウドファンディングで資金が集められたので隠しようはないですけどね。

実際のクラファン募集ページ

内容云々よりこれを受け取った出資者のファンは嬉しいだろうなぁ。

 

日本版再現度

音声がオリジナルでも日本でお馴染み吹き替え版にするのには新規音声が必要となります。もちろんオリジナルの声優は集めることが出来ないのですが、ペネロープメインなので黒柳徹子公認女優である満島ひかりが演じることによって全く違和感のない音声となっています。

幸か不幸か国際救助隊に属するメインキャラは全員ゲストみたいなものですからね。

 

総評

60/100点。新規ファンには色々と辛いけど鑑賞するのは基本的に年輩のファンなので問題ないでしょう。ただし、その年配のファンにとってもペネロープメインでトレーシー一家の活躍が見られないのは残念。

最終的にはペネロープに虐げられるパーカーしか記憶に残りません(笑)

 

あと、ファン向けとはいえパンフレット1800円というのは高過ぎません?……買いましたけど(小田原コロナシネマワールドで販売されている最後の一冊でした)。