夜勤明けのうえ、朝から雨が降っていたのでゴロゴロしながら部屋に引きこもっていました。

仮眠から目を覚まして特にすることも無かったのでジャスティスリーグでも見ようと思ったのですが、この作品には少し真剣になって向き合おうかと思い、Netflixで公開された【週末のワルキューレ】を視聴することにしました。

Netflixお得意のシーズン1一挙公開ということでOPEDをスキップしながら一気見……以下、簡単な感想です。

 

 

アニメ化の意義を問う

確かに原作を可能な限り(残酷描写をマイルドにしたりとかね)忠実に再現してのアニメ化なので、ヘタなアニメオリジナルエピソードなんかを追加するよりも好感は持てます。

ただあまりにも原作を忠実にアニメ化をしているので【はたしてアニメ化する意味はあったのだろうか?】と疑問に思ってしまうのです。

 

鬼滅の刃も【原作を忠実に再現】と言われていますが、そこはアニメならではの演出が原作マンガを読んだ時に感じるイメージを上回っているから見ごたえがあるのです。原作をなぞることは再現とイコールになりません。

原作をなぞるだけでは自分のペースで読める(=物語の進行速度を読者に委ねることができる)マンガという媒体を一定速度で見せていくだけになるのでスピード感を感じない単なる【テレビまんが】になってしまうのです。

同じNetflixのアニメですと【バキ】もかなり原作をなぞっていますが話数が貯まっているだけあってアニメ一話当たりの密度が高くなり、結果として内容が濃くなっています。

それに比べて終末のワルキューレは第1シーズンがラグナロク第4戦開始まで……戦闘シーン3戦を12話に渡り見せるので全体的に薄味です。昔のドラゴンボールZのように無茶な引き延ばしをしているわけではないのですが、やや退屈です。

少なくとも、もう少し原作が貯まってからアニメ化するべきじゃなかったかなぁ?作品の評価が得られずに続編が制作中止になったりしたら嫌なんですけど。

原作を全巻購入している程度には気に入っている作品なのでヘタなコンテンツの浪費だけは勘弁してもらいたいです。