鑑賞情報

2021年6月13日15:20~

TOHOシネマズ海老名 スクリーン7

H-7

前日の土曜日が夜勤明けで映画観賞ができなかったので日曜日にハシゴすることにしたのですが、TOHOシネマズとイオンシネマを行き来しつつ、8:35~10:50 HOKUSAI→11:10~12:50 アオラレ→昼食→13:30~15:30 シドニアの騎士 あいつむぐほし→17:20~19:00映画大好きポンポさんと久しぶりの4本鑑賞を行いました。
これが土曜日でしたらグリーンランド ―地球最後の2日間―も鑑賞して1日のハシゴ記録を作れたんですけどね。
とりあえずポンポさんから感想を残しておきます。
……やや否定的な意見もあるので気になる方は感想を読むのをお控えください。

一本の作品としては満足

映画単体として見れば満足度は高いです。この作品がオリジナルタイトルとして世に出ていれば、鑑賞後の今、私が感じている以上の感動が得られていたことでしょう。

でも、これは原作付きなんですよね。最高の原作を知っている時点で【これが劇場アニメ版です!】と見せられても【ちょっと違うんじゃない?】という違和感しか生まれないんです。

原作モノで原作ファンが劇場に足を運ぶ映画なのに肝心の原作ファンからは評価されず、原作未見の方に評価されるタイプの作品です。

原作の内容に否定的(?)な劇場版

劇場版オリジナルの展開や演出……そしてなにより内容が原作と異なる意見で語られている部分。

私の映画感想でよく比較対象になる【ニュー・シネマ・パラダイス】の劇場公開版と完全版のニュアンスの違いとでもいうのでしょうか?……この場合、【漫画原作のポンポさん】が劇場公開版で【映画版のポンポさん】が完全版に相当します。それでも【ニュー・シネマ・パラダイス】はニュアンスに変化はあっても語りたい事に違いはないのに【ポンポさん】は語りたい事すら変わってしまっているんですよね。

劇中でカットの重要性を説いているのに肝心の劇場版が原作の要素をぼやけさせる結果になってしまっているし。

……コルベット監督の【誰か一人その映画を一番見てもらいたい誰かのために作ればいい】っていう助言はなんだったのかなぁ?ラストの【上映時間が90分】のセリフが【ポンポさんに見てもらいたくて作った】という自分にしか分からないポンポさんへのメッセージっていうのが感動するポイントなのに、結局昔の自分を含めた色々な人に見てもらいたいって色々と台無しだと思うのです。

監督が原作のある作品を通して伝えたいメッセージが原作自体を否定してしまうならオリジナルをやるべきなのだと思います。

 

特典マンガ

上映一週目特典として非売品の書下ろしマンガが配布されました。

特典については受け取ってから原作者さんのツィートを知ったのでかなり得した気分でした。

総評

60/100点。原作ファンなので評価は低め。それでも及第点に達しているのはさすがと取るべきかもったいないと取るべきか。

……ただ、まだ気づいていない演出意図があるのかもしれないし 後編のマンガも手に入れたい……ムビチケももう1枚購入済みなので来週も鑑賞する予定です。