鑑賞情報

2020年9月26日 18:50〜

あつぎのえいがかんkiki スクリーン2

D-6

一度に4本も鑑賞してしまい、手書きのノートにも細かい感想が書けていないので最新鑑賞作品ですが先に感想を残しておきます。

終活モノ

残り少ない命の使い方と残される人たちへのメッセージを扱う【終活モノ】というストーリーは既にジャンルとして確立していると感じています。

今作もそいうった括りに入るわけですが、残される家族や友人についてはあまり考えず、とにかく自分のやりたいように生きていくのが特徴です。

お涙頂戴にはならず

好ましい点は観客を泣かせようとはしていないこと。

私が初めて映画館で観た終活映画はマイケル・キートン主演のマイ・ライフだったのですが、これが全編観客の涙で脱水症状を引き起こさせるような作品。

Netflixのリンク【マイ・ライフ 】

文句のつけようのない名作ではあるのですが、終活モノの切り口が全てこのタイプだったら見る価値も半減します。

たまにはこういった作品があってもいいんじゃないでしょうか?【ジョニー・デップ演じる英語教授】というキャラクターならこんな設定もアリでしょう。

……っていうか【彼だからこそ】って部分ありますよね?

 

納得いかない部分

肺癌による痛みに苦しむ描写はあれどラストまでちょっと元気すぎやしませんかねぇ?生の終わりに向かう恐怖みたいなモノへのリアリティに欠けていました。

あと、犬連れていっちゃうのはどうよ?主人公は【結局、自分一人の人生なんだ】と納得している物だと思っていたんだけどなぁ。

 

総評

60/100点。

ちょっとラストに向けて駆け足になってしまって雑な面が気になりましたし、泣かせる映画でないのは評価できても感動という面で弱いので違う見せ方を体験したかったです。

悪くはないんですけどね。