鑑賞情報

2020年1月14日 8:50~

TOHOシネマズ上大岡 スクリーン5

H-18

 

夜勤初日で睡眠時間に余裕があったので【尾崎豊を探して】を鑑賞することにしました。ムビチケも購入していたけど、このタイミングでしか鑑賞する機会がなかったので助かりました。初めて行ったTOHOシネマズ上大岡はちょっと遠かったですけどね。

 

それでは感想です。

 

誰に向けた作品なの?

 

この映画を観る客は基本的に尾崎豊のファンですよね?それなのに作品開始早々、街頭インタビューで女子高生に【誰それw】とか言わせるのはどうなんだろう?

彼女たちは年齢的に尾崎を知らなくて当たり前ですよね?そんな人達にファンが不快に感じる発言を分かっていて口にさせるのは発言者よりも作り手の下種さを感じます。ファンはもう二度と体験できない尾崎豊を再び感じたくてこの作品を見に来ているのに、この冒頭のシーンだけで尾崎に対してもファンに対しても敬意が足りないことが伝わります。

作中の尾崎のライブシーンについてもファンの見たい場面であるはずなのに、途中で何度もぶつ切りしてトークを挟み込む。曲と曲の間に挟み込めば済む話じゃないの?

そういえば、去年正月にホイットニー・ヒューストンを追った【ホイットニー 〜オールウェイズ・ラヴ・ユー】という映画を鑑賞したのですが、作中では彼女の薬物についてや性の奔放さにまで言及していたにもかかわらず、きちんと彼女自身や作品、活動に向き合ったドキュメンタリーでした。

 

この映画には全くそれがありません……というよりこれを映画ともドキュメンタリーとも呼びたくありません。

 

何あのパソコンのフリーソフトでCDを再生したみたいな謎のイコライザー風画面?

 

パンフレット

 

この映画、鑑賞した人でないとパンフレットやグッズの購入できないんですよ。コンサートグッズと考えれば当然かもしれないけど、こんな苦痛(映画鑑賞のことね)をしないと購入できないうえにお値段2000円。

それ単体なら我慢もできるけど、駄作の動画に2500円払ったからこれに4500円かけたことになるんです。

 

ついでにグッズの購入で非売品の特典が貰えたんだけど、それがコイツ。

……欲しい人いるの?

 

総評

 

15/100点。

なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無様な 15点の映画。

 

…この映画のタイトル【尾崎豊を探して】ですが、まさか本当に探す必要があるほど尾崎豊を感じられない作品になるとは思ってもみませんでした。