映画【劇場版 Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター】感想

鑑賞情報

2020年1月12日 12:15~

小田原コロナシネマワールド シネマ9

G-6

 

正直、上映する劇場も少ないうえに2週間限定だったので鑑賞は諦めていたのですが、小田原コロナが上映してくれたので足を運んでみました。最近はこういった他では上映されないような作品をフォローしてくれるので、だいぶこの劇場を利用するようになりました。振り返ってみたらもう何か月もTOHOシネマズ小田原を利用していないくらい小田原の映画館はコロナ派になりつつあります。

 

それでは感想です。

 

分かりやすくなりました

 

TV版の枠に収めるためにごたついてしまったしまった部分を整理しているので話が分かりやすくなりました。新規カットを追加しつつ編集し、2クール26話を5本の映画にまとめるということで今作はTV版5話までの内容となっているのですが、時間的には本編内容の重複部分をカットして単純に繋げたのと同等の上映時間なのに格段に流れがスムーズになっています。

 

これは【TV版の各話が大まかなストーリーラインから放送という時間的制約によって分割されたからで内容的には劇場版が本来の分割位置だったから】というような安易な理由ではなく、明らかに作品としての完成度が異なります。

 

今思い返すとTV版は作品から与えられる情報のベクトルにブレがあって、ストーリーを長く体験することによって作品の大まかな方向性を掴んでいくタイプの構成がされていました。というよりシリーズ物はあまりに一本道な作りはせず、流れに沿って多少の枝葉をつけて構成するものですからこれが普通です。

 

今作ではベルリとアイーダの出会いと関係の始まりがメインなのでとてもシンプルです。少なくともシリーズの序章はこういった構成の方が親切ですし分かりやすいですね。

 

そして失ったモノ

 

その一方、御大お得意のエキセントリックなセリフ回しは控えめですし、エピソードがつながったことによって話を盛り上げてくれる予告も無くなってしまったのは残念です。まぁ万人受けには程遠いけど刺さる人には刺さる尖った部分を均して全体的な完成度を上げたと考えるべきなのでしょうけど、冨野作品の魅力はそういった部分なんだよなぁ……

 

贅沢な望みだとは思うんですけどね。

 

限定公開

 

残念ながらこの上映形態は妥当な所だと思う。確かに作品としての完成度も上がっているし、これからGレコを見るならTV版を見るより劇場版で見た方が良いよと勧められるとは思うのですが、だからといって映画館にまで行ってお金を払って観るというには敷居の高い作品で、結局はマニア向けということなのかもしれません。

 

そもそもロボットモノという時点で一般曹からはハードルがぐんと高く感じてしまいますからね。このジャンルで一般人から市民権を得るというのは本当に大変なことだということです。冨野監督のロボットの出ないアニメというのも見てみたいですね。サラッととてつもない名作を作り出しそうな予感がして怖いです。

 

総評

 

70/100点。かなり贔屓目で見てしまうので初見でアニメファンでない方はマイナス25点してください。

ただ、ファンにとっては大傑作。エンドロールでGの閃光を聞いてる時の満足感が半端ないです。全話ソフト化したらぶっ通し視聴とかしてみたいですね。というかオールナイト上映やってくれないかな?

 

マサカズ

otagoto.com

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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