ラーメンの味というと醤油、味噌、豚骨、塩が四天王です。

醤油と味噌は豚骨を加えたり、醤油は鶏がらや魚介のようにベースの変更、味噌は味噌自体を赤や白に合わせ味噌といった変化を持たせてバージョンを増やしています。これらに麺の種類とトッピングで変化をつけて個性を出しています。塩は塩そのものか醤油系のどちらかでしょうか?

 

そう考えると、ラーメンは細かい違いこそあれど大元のバリエーションは少ないということに気付かされます。

 

そろそろ全く由来の異なる(けど色モノではない)ラーメンが出てきてもいいんじゃないかな?

 

スープがポタージュやトマト系なのも先入観もありますしイマイチ定着せず色モノとして見られてしまいます。この味が受け入れられるまでにはまだまだ年単位で時間がかかるでしょうし、日本よりも海外から広がっていく気がします。

 

カレー味は四天王の派生からは生まれていないけど、蕎麦やうどんの方法論ですからね。新鮮味はありません。

 

個人的には中華スープ……特に中華食堂のチャーハンのオマケについてくるようなスープの味を基本にしたラーメンスープが一般的にならないのは不思議に思います。

 

また、おでんの汁を使用したスープやすき焼きのタレを彷彿とさせるスープというのもあまり見ませんね。こういったスープの中に具が入っているようなタイプのメニューからならいくらでも参考になりそうなものが思われるのに世に出てこないのは不思議です。

 

もう色モノでいいのでアイデアだけで勝負するようなラーメン店って出てきてくれませんかね?