鑑賞情報

2019年 11月9日 10:35〜

TOHOシネマズ海老名 スクリーン1

D-17

無料鑑賞6本目はターミネーターの新作です。

……いえ、鑑賞前から【こりゃ地雷になりそうだな】とは思っていたんですよ。それでも85年版から全て劇場で鑑賞しているシリーズに決着をつけるためにも観ておかないと後悔するじゃないですか!観ないで後悔より観て後悔するべきでしょ。

 

それでは感想です。

 

後悔

 

はい、観て後悔しましたw

 

【ターミネーター2の正当な続編】とか声高らかに宣言してはいますが、ぶっちゃけこのシリーズT2でキレイに完結しているじゃないですか。どんなに出来が良くてもシリーズ物の最新作と謳いながらこれまでのシリーズを【どうでもいいもの】としてしまっている時点で評価をすることは難しいのです。

 

ホント、シリーズ物を追いかけるのは大変だw

 

出来

 

といっても、作品自体の出来はそこまで悪い物ではありません。ターミネーターらしさを表現するための演出に多少のわざとらしさを感じたりはしますが、一応アクション映画として成立はしています。

 

ラストバトルの鎖攻撃は刃牙シリーズを実写で見せられたような説得力と爽快感もありましたしね。

 

残念なのは登場人物の知能指数がどんどん下がっていくことなんだ……

 

REV-9

 

今作の馬鹿筆頭。劇中では骨格パーツと液体金属部分に分離して、コンビネーションで主人公チームを追い詰めてきますが、2体に分割してしまったことで知能まで分割してしまったんじゃないでしょうか?

 

寄生獣の田村玲子が本体を分割した状態で行った【頭の中はカラッポだよ~ん】なイメージ。

 

そもそもこのターミネーター、追いかけてばっかりで殺意が足りません。序盤は殺しにかかっているのですが、終盤になると追いかけること自体に夢中になってしまっているというかw

 

キャスト

 

老けてしまったけどリンダ・ハミルトンは良かったと思う。こういった【強いおばあちゃん】といったキャラクターはなかなかお目にかかれないので戦闘力という意味以外でも交渉人とか弁護士のようなタフな役もこなせるんじゃないかな?

 

一方、シュワルツェネッガーのお爺ちゃん化は悲しい。ターミネーターが歳をとるという設定にも疑問が残りますしね。

 

グレース -役のマッケンジー・デイヴィスはオデッセイやブレードランナー 2049なんかに出演していたみたいだけどメインキャストじゃないので印象に残ってはいません。ただ、こういった役を演じると、今後はファンタジーの女騎士みたいな役も回ってくるかもしれませんね。

 

それにしても劇中のグレースを見てアイアンキングを思い出すオッサンは自分だけではないと信じたい。

 

総評

 

60/100点。こんな点数でもやや好意的なつもりです。

 

とにかくターミネーターというタイトルは続編を作るべきではないということだけは確実に理解できました。思い出は美しいままで記憶に残しておきたいものです。