鑑賞情報

2019年 10月26日 12:30〜

TOHOシネマズ小田原 スクリーン1

I-15

フリーパス2本目はジェミニマンです。実際にフリーパスが完成して受け取ったのが1本目と2本目の間だったので、これが入場時に実際にパスを提示した最初の映画ですね。係の人は良く分かっていなかったみたいですけどw

 

それでは感想です。

普通に楽しめる一本

 

本当は【普通に】なんていう言葉はつけたくないのですが、実際にそうなのだから仕方ありません。

確かに楽しめるし、お金を払って鑑賞しても値段分の満足はできる作品だと思います。

 

でもやっぱり【そこ止まり】です。

複数回鑑賞やソフト化後の購入やレンタルまではいかない【その場限り】の映画だと思います。

なぜなのでしょうか?

 

予想を超えない

 

やはり一番の原因はストーリーが予想を超えてこないままラストまで進んでしまったこと。

ラストはWウィル・スミスの和解なのは予告編の時点で大体予想できますし、ベネディクト・ウォン演じるバロンが登場した瞬間【こいつ雑に殺されそうなキャラだな】とか思ったらやっぱりそうなったしw

 

鑑賞中の後の展開予想で迷ったのは、ラストバトルが3人目のクローンになるかラスボス自身のクローンになるかの一点だけでしたし、もうちょっとストーリーに重きをおいてもよかたと思います。

ビジュアルの解像度が上がったせいで脚本の粗が目に付いてしまう部分もあったのかもしれません。

 

ウィル・スミス

 

それにしてもウィル・スミスを前面に押し出した作品というのも久しぶり……というか私にとっては初めてかも。

私が好きな彼の映画ワンツーフィニッシュはハンコックとアイ・アム・レジェンドなのですが、普通のハリウッドスターのように彼そのものを見せる作品ではなく、一本で完結する映画としての魅力があるじゃないですか?

 

今作の違和感は、彼には珍しく【中の人の主張が強い】ことかもしれません。

 

アラジンのジーニーの時は主張は強くとも主役ではないことで多少の我が抑えられていたから、ウィル・スミス映画であっても満足できたんですけどね。

 

総評

 

70/100点。映画館のその場限りでは楽しめる作品です。

個人的にはウィル・スミスにはアクションよりもサスペンスだとか頭のいいキャラクターのビジネス物の映画を希望しますね。トム・クルーズがアクションを封印している時の映画みたいなやつ。

彼が年齢の割にいつまでも若いからそういった作品が出来ないのかなぁ?

それこそ現時点のイメージさえ浮かばなければ、一時期のデンゼル・ワシントンみたいな役どころもこなせると思うんですけどね。