鑑賞情報
2019 09/01 8:15〜
小田原コロナシネマワールド シネマ1
G-12
シネマイレージのことを考えたらTOHOシネマズで鑑賞するべきだったのですが、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドをハシゴしたかったのでコロナでの鑑賞となりました。
それにしても、当日は1日で鑑賞料が安くなっているというのにムビチケで鑑賞というのはちょっともったいない気がしますね。
それでは感想です、
分かりやすく【ゆるい】時代劇
原作、脚本を担当する土橋章宏氏のこれまでの作品と同じく、エンタメ寄りで最後まで楽しめる時代劇に仕上がっています。
弱点を言うなら、これまでの作品(超高速!参勤交代&リターンズ、サムライマラソン)を観て、合わなかった人はこの作品も合わないし、観た人でも同じような感想になってしまうということ。
安定感はあるけど意外性は足りないということですね。
あと、普段映画を観ない人にも確実に伝わる話というのは、逆に映画を見慣れている人にとって【あまりにも直喩が多すぎて説明くさく】感じてしまいます。
映画の中で直接説明&描写されていることだけでも内容は把握できるけど、描写のない当時の風俗や教養を下敷きに映画を観ると、別の楽しみ方ができるような深みのある作品が理想なんですけど、こればかりは塩梅が難しいですね。
配役
このキャスティングに文句が付けられる人はそういないのではないでしょうか?
こういうのを見てしまうと【なんでアニメは誰の特にもならないキャスティングがまかり通るんだろう】とガッカリしてしまいます。
時代劇とか脚本とか関係なしに、星野源氏や高橋一生氏のファンなら確実に楽しめると思いますよ。
この出演者に対して特に思い入れのない自分でも満足できますもの。
それにしても友情出演とはいえ向井理はいいとこないなぁw
観客の反応
最近、映画館でエンタメ寄りの邦画を観ていると年齢層の高いお客さんの楽しそうな反応によく遭遇します。
この作品も劇場内に笑い声が上がっていました。客層からして年配の方だけでなくデートムービーとしての反応も良かったのではないでしょうか?
ケータイの電源を切らなかったり、無駄なおしゃべりをされるのは腹が立ちますが、こういった反応によるノイズなら映画ファンとしても歓迎したいです。
総評
70/100点。ストーリーに深みは足りないし驚きもないけど、きっちりと観客を楽しませてくれるだけで満足できます。
ただ、流石に次回はもうちょっと作風にひねりが欲しいです。