鑑賞情報
2019年6月23日 8:20〜
TOHOシネマズ海老名スクリーン10
H-5
鑑賞してから1ヶ月近く経ってしまいました(汗)
今週中に溜まっている作品(これを含めて現時点で8本!)の感想を書いてスッキリした状態で天気の子に臨みたいので、これから毎日感想記事をアップしていくことにしよう。
それでは感想です。
原作未読
人気作品ではあるのですが原作自体は未読です。
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この映画を鑑賞するにあたり『おそらく劇場版の【亜人】と同じで映画を観ることによって原作のニーズを生み出すタイプの作品にならないんじゃないか?』という予感があったからです。
あまりにも原作評価が高いので読みたいとは思っているのですが、今から全巻購入するのも辛いので夏休みに漫画喫茶でまとめ読みする候補に挙げておきます。
ただ、周りの反応を見るに、この映画は原作を知らずに観た方が楽しめるんじゃないでしょうか?原作のファンであればあるほど映画との演出の差がガマンできなくなっているような気がするのです。
原作前に映画が観られて良かったです。
邦画のアクション
この作品、アクションを売りにしているようで、パンフレットのインタビューなんかでも自信を持ってオススメしているのですが、その派手なアクションが行われる現場が工場という【閉鎖された空間】というのがもったいないと感じました。
日本の映画産業ではロケの申請の手続きの関係であまりオープンな場所でのアクションの撮影は難しというのは理解できるのですが、結局限定された空間でのアクションとなると【過去の作品を超える】といっても国内限定の話になってしまうと思うんですよね。
まぁ今回はおおっぴらに戦うような話でもないし仕方がないのかな?
散り椿を観た時も感じましたが、岡田准一さんのアクションに圧倒されるだけに【邦画の限界】という演技以外の制限によって作品の完成度が下がってしまうのが惜しいです。
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しかし、邦画の場合は海外ロケをしたところでアマルフィみたいのしか撮れないからなぁ。
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エンターテイメント
今作で感心したのは、観客をしっかり楽しませようというサービスに溢れたエンターテイメント作品としてしっかりと仕上げている部分です。
おそらくその時点で原作との乖離が生まれて元々の原作ファンからの苦言が出ていると思われるのですが、これはもう【こういう作品】として納得した方が楽しめると思うんですよね。
この差異についてはドラマ版GTOのような扱いとして捉えればよいのではないでしょうか?原作とは別物で面白さのポイントも違うけどエンターテイメント作品としてちゃんと成立しているという意味で。
……あ、言わなくても分かると思うけどドラマは反町版ねw
総評
75/100点……この点数はかなりの高評価と思ってください。70点以上は万人におすすめできる作品で、それ以上の特典は個人的に“刺さる”部分があった場合に加点されるものなので。
国内の映画作品で自身の演技を出しきれないもう岡田准一という役者は海外で活躍するべきなのかもしれません。
彼にあと10cm身長があったら海外の大作アクションでデカイ役を取れるかもしれないんだけどなぁ……