鑑賞情報
2019年6月7日9:05〜
TOHOシネマズ海老名 スクリーン7
G-7
本来なら公開初日であるアラジンを鑑賞するのがお約束なのですが、通販で購入したムビチケが届くのが当日であったので、鑑賞は後日に回すことに……
すでにムビチケを入手している海獣の子供を鑑賞する前に時間が空いたので、あまり観ようとは思っていませんでしたがなんとなく興味のあった今作を鑑賞することにしました。
それでは感想です。
よくある普通の時代劇
……いい意味でも悪い意味でも普通の時代劇でした。
かわりばえしないけど、安心して観ることは出来たので【失敗した】というような感じはないです。むしろ楽しめました。
なんとなくこの令和の時代にありながら、時代劇がTVではなく銀幕で輝いていた頃のような感覚さえ覚えます。ちょっと話のテンポというか密度に違和感はありますけどね。
キャスト
松坂桃李は思っていたよりずっと良かった。残念だったのは時代劇系の殺陣の演技のバックボーンが無いからか居眠り剣法の強さにそこまで説得力が無かったこと。周りの評価よりもアクションで魅せてもらいたかったでs.
それにしてもシンケンジャーからもう10年も経つのか(汗)
柄本親子はどちらも存在感をみせていましたが、ちょっと演技過多かもw
でも、このくらい個性の味付けをしないとキャラが作品世界で埋没しちゃうからなぁ。
女性陣は話の中心に関わらなかった分、ちょっと弱かったかも。
ストーリー
話自体はしっかりとしているんだけどピントの合わせ方で損をしている気もします。
今津屋が阿波屋の金銀両替相場による工作を跳ね返すエピソードなんかは、もう少しまとめることも出来たかも。
あと、豊後関前藩を去ることになったエピソードは話をしっかり書こうとしているのにイベント自体は立て続けに起きているので妙に駆け足に感じてしまいます。
小エピソードの決がそのまま次の小エピソードの起んいなっているのが慌ただしいのかなぁ?
ストーリー自体は満足しています。
劇場公開作品として
今の時代、この話を映画館で見せるのに違和感が……
年末や番組改編期の時代劇としてTVスペシャルという形で放送した方が良かったんじゃないですかね?
TVで時代劇を放送しても視聴率が取れないというのはあるかもしれませんが、それなら時代劇チャンネル用の新作として放送しても良かったのではないでしょうか?
せっかく普通に楽しめる作品なのに記憶に残ることなく上映期間を終えることになりそうで残念に思います。せめて散り椿とともに今後専門チャンネルでリピートしてほしいですね。
総評
65/100点。普通に楽しめるけど劇場で観ようと思うには少し足りないのが残念。
あと、原作小説が人気シリーズなので続編を公開しようにも今回の興行収入で企画が通らなくなる可能性があるので、やはり最初からTV向けに作ってほしかったですね。