最近、【ライトノベル】というジャンルはアニメやマンガの原作やシナリオとしての意味合いを強めていますね。
小説だけが発表されている時点では読まないけどアニメ化したりコミカライズしたりすると読んだりする人というのも少なからずいます。原作小説を映像作品の補完として読むタイプの読者ですね。
それなら、はじめからアニメとして発表すればいいのかというと、さすがに予算や手間の関係上難しです。なんやかんやで文字情報だけというのは個人で制作できるコンテンツなので。
ただ、これが【朗読】や【音声ドラマ】だったらどうでしょうか?
作品自体は作家が文字で書きますが、販売形態はキャラクターのビジュアルだけ発表して声優の朗読劇という形で売るのです。
これが普通の文芸作品であれば地の文の表現方法などで読み手のハードルが上がります。
しかし、朗読劇という形でキャラクターごとに声優を設定し、主人公の声優が語りを兼任することによってラノベに多い一人称の文章を再現すればコンテンツとして一定の体を成すことはできるのではないでしょうか?
文章を読まなくても勝手に内容が流れてくるのであれば聞くだけで話を把握できますし、文章を読むことに抵抗のある層にも受け入れられるのではないでしょうか?
また、最近供給過多に思われる声優の中でも、アニメ声ではなく演技やナレーションとしての技能を発表する場として需要を満たすことになるかと思われます。
手始めに小説サイトに音声データをアップできる機能や動画サイトへのリンクを貼ることによって、本当に求められているコンテンツなのか需要を探ってみるというのはいかがでしょうか?
ラノベの音声ドラマや朗読……古いけど新しいコンテンツになると思うんだけどなぁ?