2018年5月1日、小田原コロナシネマワールドで【レディ・プレイヤー1】を4DXで鑑賞してきました。

折角鑑賞料が1100円になるサービスデーだったのに、最近ちょっとハイペースで映画を観すぎてハシゴして観る作品が見当たらなかったのが残念。

 

まぁこの作品に集中できるのは良かったのかもしれませんがね。

アベンジャーズが大作で面白いながらもちょっとスッキリしなかった終わり方だったのですが、原作小説がすばらしかったコチラはどういった感想になるのでしょうか?

それでは【レディ・プレイヤー1】感想です。鑑賞した環境は吹替版4DXとなります。

フォレスト・ガンプ的アレンジ

この作品を観て最初に思い浮かべたのが【フォレスト・ガンプ】でした。

 

内容ではなく【原作小説に対する映画化へのアプローチ】という意味でですね。

 

たとえばフォレスト・ガンプでの原作小説では宇宙飛行士になったりジャングルの原住民族と生活したり大統領選に立候補したりと、かなり荒唐無稽なイベントがありますが、映画版では現実的な物に置き換えられています。

 

レディ・プレイヤー1の場合、原作では知る人ぞ知る80年台のポップカルチャーがメインとなっているので主人公が搭乗するロボットも東映版スパイダーマンのレオパルドン/マーベラーだったり、イースターエッグを入手するための鍵を獲得するためのゲームがリアリティのあるレースではなくアバターキャラとのゲームの対戦プレイだったりします。

 

版権問題などはあるのかもしれないし、マイナーすぎるタイトルを用いて観客を置き去りにするのも問題あるのかもしれませんけど、そこら辺は妥協せずに映像にしてほしかったですね。

 

主人公のアレンジ

原作のメガネデブではビジュアルに問題があるからなのか微妙にナードっぽい少年へとビジュやるイメージが変わってしまいました。でも、ここら辺は監督が弱気になっちゃっている部分ですね。

 

いいじゃん!新作スパイダーマンの友だちみたいなヤツが主人公でwゲーム内ではアバターなんだし。

 

アバターモデリング

色々な既存のキャラクターがモデルのアバターが登場しますが、主人公達のようなオリジナルアバターのデザインが【スレスレ不気味の谷】になっていない所に好感が持てます。

 

いや、最近予告編で【アリータ:バトルエンジェル】見るたびにイヤ〜な気分になるんですよ。

 

 

割と大雑把なストーリー&クライマックス

【もう内容自体が荒唐無稽だしストーリーも大雑把でいいよね?】みたいな感じでストーリーはアッサリしたもの。外してはいないけど正解かと問われると疑問を抱く脚本でした。

 

特にあのエンディングはなぁ……

 

主人公の造型がメガネデブからそこそこ見られる外見に変わってしまった状態でこのラストを見せられてもリアリティより薄っぺらい表現と受け取ってしまいます。言いたいことは分かるんですけど、もうちょっと良い着地地点は無かったのかなぁ?

 

『俺はガンダムで行く!』

現時点での2018年オタク名言暫定第1位であることは間違いない。

 

ダイトウを演じた森崎ウィンさんが自身で決めた台詞らしいんですけど、ホント良いシーンになりました。

 

ちなみにダイトウがガンダムになる前に長い間目を閉じて精神統一していたのは【何のロボットにするか真剣に悩んでいたから】ですよね(笑)

 

4DX

今回4DX(吹き替え)で鑑賞したのですが久しぶりにムービングシートの恩恵を感じられました。パシフィック・リムが残念だったからなぁ。

 

ちょっと水しぶきのエアの味付けに遠慮があったけど、ムービングシートは【価値のある選択】だと想います。

 

総評

85/100点。円盤は購入するかどうか分かりませんが、劇場でもう一回観たいです。

このGWはみたい作品が多すぎて再鑑賞は難しいのですが。

 

 

それにしてもスピルバーグ、全然枯れてませんね。