予定通り入場料が安価な日を利用してMX4D版マジンガーZ/INFINITYを観てきました。
以下、ややネタバレありの感想です。
何も考えず楽しめる元祖ロボットアニメ!
確かにマジンガーZは乗り込み型ロボットのプラットフォームを築いたスタンダード作品ですが、このシンプルなストーリー構成は後に『ロボットプロレス』と揶揄されることになりました。
しかし、物語がどんどん複雑になっていく昨今、このシンプルな【ロボットプロレス】だからこそ純粋に楽しめる時代になったのかもしれません。
戦闘シーンで武器を繰り出すたびに叫んだり、どう見ても同士討ちの前フリにしか見えないピンチなんかは自分たちオッサンにとっては古典芸能的な様式美として楽しめたけど、劇場にいた子供にも大興奮で受け入れられていたように感じました。
捉え方は違っても広い世代で単純に楽しめる作品はいいですね!
これ、昔のアニメの認知度が高いフランスなんかでも人気出そうだなぁ。
でもやはり気になる部分も……
結局Dr.ヘルの一派はなぜ復活したのか劇中での説明ありましたっけ?……話の前提からのドでかい不明点に最後まで疑問を感じました。半ば言い訳でもいいから理由付けがあれば納得できたのかもしれないんだけどなぁ。
あと、お約束というか既視感がありすぎるシーンで『このシーンどこで見たっけ?』と妙に気になってしまう場面があったことかな?ちなみに街の住民が避難していくシーンで子供がマジンガーZの玩具を落としてしまうのだけど、親に手を引かれて放置される玩具と、それを見る甲児&リサの場面です。
……あ、昔から散々突っ込んでいるのでミサイルパンチのネーミングについては何も言いません。
これはもうカーズも考えるのをやめるレベルですw
個人的お気に入りシーン
戦闘シーンはどれも最高なのですが、マジンガー発進シーンとスクランダーカッターですね。ボーカル無しなのは残念ですがZのテーマが流れると興奮します!発射口の旧光子力研究所の貯水槽が傷んでいたりとかジェットパイルダーではなくてホバーパイルダーなのもいい感じ。やっぱパイルダーオンにはローターが折れるシークエンスが必要ですよ!
それと通常ジェットスクランダーを装着したまま空中で敵とすれ違いざまに切り裂くスクランダーカッターを体から外した状態で振りかぶって叩きつけるのは旧作でありそうで無かった使用方法です。パンチを発射しない状態でのアイアンカッターといい既存の武装だけで新たな魅力を出すのはカッコいいですね。
グッズ
実はパンフレットが売り切れで買えませんでした。入荷数が少なかったのかなぁ?
あと、設定資料集も売っていましたが映画が終わって売店にいったら売り切れていました(涙)
再入荷を期待しています。
※2月1日に無事購入することができました。ボリューム満点で大満足のパンフなのでぜひ入手してください。
総評
とにかく単純に楽しめます。アクションに集中するためにもムービングシートは邪魔になるかもしれません。今週末にジオストームを観に映画館に行くつもりなんですけど時間が合えばもう一回観たいです。
小田原でパンフ売ってたらいいなぁ。(※結局、上映一週間後の小田原では再販分も売り切れでした。)