今年になってTV版総集編の劇場公開、そしてTVシリーズ第二期が決定したオーバーロードの原作版。

自分がこの原作小説を購入しだしたのは2016年の4月15日で9巻まで出ていて翌月に最新10巻が発売される頃……ある出来事が切っ掛けでした。

アニメと原作自体のブレイクで書店に並んでいた既刊が品薄になっている頃、自分も書籍版の購入を検討していたのですが、いかんせんその価格と重量感あふれる装丁×9のボリュームに尻込みをしていました。

そこで安価に古本出ていないかなぁ……とAmazonで【オーバーロード セット】と検索したところ、とある出品を見つけました。

それは小説版ではなくコミック版のオーバーロードのセット本販売ページ。

商品説明には次のように書かれていました。

コンディション: 中古品 – 可 – こちらは1-9巻セットになります。 中古品です。表紙、帯、紙面等にスレ、キズ、折れ、ヤケ等ある場合がございますが、読む分には支障ございません。 値札等付いている場合がございます。 丁寧に梱包し、ゆうパックにて発送いたします。

当時コミック版は3巻までしか出ていないのに9巻セット?と引っかかり、『こりゃ説明文のミスかな?』と思いつつ、同じマケプレ出品者としてこのセラーが注文に対しどのような反応を示すのか?と後学のため、試しに注文してみたのでした。

自分としては、出品者からのお詫びのメールが入り、注文のキャンセルが行われるものとばかり思っていたのですが、そのままあっさりと発送連絡が入り、手元に届きました。

封を開ける前から結構な重量のダンボールに、『ホントに届いちゃったよ……』と呆然としたのでした。もちろん全巻、ゴールデンウィーク前に読破しました。

この時の支払いが商品代金400円+送料257円-Amazonポイント252円分で合計405円。ワンコイン以下で定価税抜1000円の小説9冊を手に入れてしまったのでした。

この出品者は、スマホによるネット検索を利用してやブックオフなんかでせどりを行いアマゾンで転売する典型的なせどらーだと思うんですけど、商品自体に興味を持たずネットの情報だけで値付けしたものだから、こんな凡ミスで赤字をだしちゃったんだろうなぁ……

ともあれ、この出来事のお陰で一気に原作小説をGetした自分は、新刊、コミック版、Blu-ray全話(格安の北米版)、劇場版の観賞と一気にオーバーロードにハマっていくのでした。