鑑賞情報
2019年6月23日 12:55〜
TOHOシネマズ海老名スクリーン5
D-7
……いえね、昔大ヒットした作品が長い時を経て続編を作ることになると、どうにも残念な気持ちにさせられるんですよ。
ここ数年だとインディペンデンス・デイやエイリアンなんかでガッカリさせられましたね。ブレードランナーはそこそこ楽しめたのですが。
さて、MIBはどうなのでしょうか?それでは感想です。
呪縛からは逃れられませんでした
もしこの作品を楽しめた方がいらっしゃったならごめんなさい……私には全然ダメでした。
なんとなくMIBのタイトルを使ってはいるけれど、組織の誇るアイテムは驚かせてくれないし、せっかくコンビを組んでいるのにバディムービーとして成立していない。
話は薄っぺらいし、クリス・ヘムズワース演じるエージェントHは、評価はされているけどチャランポランな奴で【でも実はパリの危機を救った英雄なんだよ】っていう一番の評価ポイント自体がニセの記憶&記録って、結局のところ単なるチャランポランじゃないですか!
そんな作品にMIBのタイトルを付けちゃうのか……新規タイトルなだけヴァレリアンの方がまだ良心的だと思うよ。
なぜ今MIBなの?
この作品最大の謎……というか期間の空いた続編に感じる全ての疑問です。長い時間の流れが現実世界と作品世界の中でキチンと流れたことが伝わることを前提条件として、続編を発表することで過去作の再評価もなされるような作りならば大成功です。
現在予定されている作品ではトップガンの続編【トップガン:マーヴェリック】は30年以上たった作品でありながら、これらの条件を満たした傑作の匂いがプンプンしてきます。
こういった空気感が出せない時点でMIBの続編には不安要素しか無かったのかもしれません。
総評
40/100点。企画がダメで脚本もダメ……逆にスタッフはどうしてこの作品を作ったのでしょうか?製作と監督の間でも確執があり、最終的な編集も監督の物が採用されず、製作の方の物が使われることになったそうです。
映画を作る前に人間関係を作ったほうがよかったんじゃないですかねぇ(汗)