鑑賞情報

2019年5月26日

TOHOシネマズ小田原 スクリーン7

I-10

鑑賞自体は公開して最初の日曜日を利用してすぐに観に行きました。

たしかにノリや勢いもあり大変楽しませてもらったのですが、ちょっとモヤモヤするモノがあり、感想を書くのは2回目の鑑賞を終えてから行おうと考え今まで先延ばしにしてきました。

ただ、どうしても時間が取れず近所では公開期間が終了してしまったので、記憶に残る違和感を中心に書き残そうと思います。

 

作品が悪いわけではない

この映画を単品で見るのなら決して作品が悪いわけではありません。

ただ、TRIGGERの過去作品とあまりにも味付けが被ってしまっているため素直に喜べないところがあるのです。

 

個人的に【作品を通して何を語りたいのか?】という部分は同じままでも良いと思います。クリエイターが作品に込める想いが一貫していても【同じような作品を作り続けている】というようには言われず【作品のメッセージがブレていない】と評価されることもあるでしょう。

 

ただ、違うテーマを扱っているにも関わらず、表現するための手法が似ていると【パクリ】とか【二番煎じ】というように言われてしまうわけです。

 

今回の作品は自分達の好きな物を追い求めるあまり、表現手法の既視感がねぇ……

 

細かい部分は進化しているし、これでもかと細かい部分にネタ的な演出を組み込んでいるのは楽しいんだけど、作品自体がラストに向けてどんどん大雑把になっていくじゃないですか?制作側の言いたいことが大雑把になっていくのに観客に対しては細かい違いを楽しんでもらいたいと思うのはちょっと散漫なんじゃないかなぁ?

 

総評

75/100点。

ご覧の通り、作品自体に不満はありません……というか近所で再上映があって時間が合えばまた観たいですし、円盤も買っちゃいそうなくらいには気に入っています。

 

でも、TRIGGERにはぜんぜん違う作風の作品でも楽しませてくれるってことを教えてほしいんですよね。故の辛口感想でした。