予約していた【響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章後編】(長っ!)がAmazonより届いたので早速一気読みしました。
アニメ化が決定してから読み始めたシリーズですが、気がつけば予約して購入するお気に入りシリーズとなりました。タイトルや構成からは最終巻を思わせていましたがはたして?
それでは感想です。
“一応の”完結
久美子はこの巻の最後で北宇治高校吹奏楽部での3年間の集大成である全国大会を終え、エピローグとして近い将来の話に軽く触れています。
これにて、この物語の大筋は終了したということです。
ただ、それは久美子の心を中心とした物語を語っているだけであって、久美子を取り巻く人達の姿を語ったわけではありません。
あくまで“一応の”という形容詞が付いた完結ですね。
予想
ただ、大会毎にオーディションを行うとなるとユーフォのメインは府大会が久美子、関西が真由、全国が久美子ってなりそうですね。勝手な予感ですけど。
なんて書きましたが、やっぱりというか予想通りでした。
これに関しては前編を読んだ人の大半は予想していたと思うので答え合わせ感が半端なかったかも……
また、大会の結果や滝先生のリアクション、エピローグまでもが予想の範囲に収まってしまったのは残念といえば残念かも。
ただ、話の大筋は知っていても話を楽しめるというのは、歴史小説とかファイブスター物語なんかで体験済みなので特に不満はありません。
知らない展開で楽しむタイプの作品ではないですからね。
続編
なんというか、この巻はあまりに久美子に焦点を合わせすぎていて劇場版総集編の2作目、【届けたいメロディ】を鑑賞しているような印象を持ちました。
麗奈ですらモブキャラになってしまったアレねw
誰も疑っていないとは思いますけど、短編集という形ででも久美子を取り巻く人々を描いてもらわないと読者は納得出来ないですよね?
特に発表はないですけどキチンとした形で終わらせてくれるものと信じています。
総評
久美子を取り巻く作品世界の話を書いてくれることを期待して(させてくれて)満足。
やっぱり、あの時キャラクターがどう思っていたのか?その後どうなったのか?というのは知りたいですよ。
そして、私たちの曲は続くのです!
(TVアニメ13話ナレーションより)