鑑賞情報

1回目:2019年4月27日 

小田原コロナシネマワールド スクリーン10(4DX吹替版)

A-4

 

2回目:2019年5月1日 

TOHOシネマズららぽーと横浜 スクリーン3(IMAX3D字幕版)

D-19

 

話題のアベンジャーズ最終作を鑑賞しました。

公開翌日に4DX吹き替えで観て、映画のサービスデーにIMAX3D字幕で観て、感想自体は早めに書き始めたのですが、どうしてもネタバレしてしまうので少し時間を置きました。

 

そろそろ、ついポロッとネタバレをしても許される頃ですよね?……といっても基本ネタバレ無しでいきますが、作品についての意見の時点でネタバレに繋がる部分はご容赦ください。

 

それでは感想です。

 

アベンジャーズ

そもそもアベンジャーという言葉の意味が【復讐者】なんですけど、今作こそ本当の意味で復讐を行ったのではないでしょうか?

 

ある意味7年越しのタイトル回収です。

エンドゲーム

タイトルからして最終回臭がプンプンするのですが、最後まで見て納得。

今後どんな追加メンバーが加入したところでチームの二大巨頭がリタイアしたらアベンジャーズじゃないですよね?

エンドゲームがどのような結末を迎えるのか?というのはファンの全てが想像してきたことですが、ハッピーかバッドかは抜きにして、この2人をキチンと退場させることこそが作品の完結に繋がるのだと思います。

 

サプライズ

今回はネタバレが限りなく抑えられていたのでソーの○○化はかなり驚かされました。よくもまぁここまで隠し通せたものです。

最近クリス・ヘムズワースはMIBの最新作の予告編で劇場に来るたび何度もスマートなビジュアルを披露していたので落差もデカかったですw

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー

前作、インフィニティ・ウォーの感想で【今回の作品の立ち位置はバック・トゥ・ザ・フューチャー2】と書いたのですが、内容自体は今作こそがBTTF2でした……タイムマシンネタあるある的に見て。

 

ただ、作品の構成の都合上、過去に戻ってのやり直しに関する描写に時間配分を取られすぎているかな?という感じもしました。

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーがBTTFの1だとするとエンドゲームが2と3にあたるということです。

 

ここで問題となるのがBTTFが1のヒットによって三部作になったことに対してアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーは【エンドゲームがあることを前提にして】作られていること。

 

その結果、インフィニティ・ウォーは尻切れトンボに感じるし、エンドゲームは駆け足に感じてしまうのです。

 

出演者との契約関係があるので難しかったとは思うのですが、この2本を3作に分けて観られたらなぁ……とは思います。

 

決め台詞のニュアンス

今作のラストバトルでキャップが今まで期待されていた決め台詞をついに口にするのですが、私の予想していた口調は日本語吹き替え版の物で英語オリジナル音声は【ちょっとニュアンスが違うんじゃないか?】と感じました。

 

だって出撃の掛け声ですよ?英語版の音声じゃ後ろの人達に伝わらないじゃないですか。ちなみに先頭にいるのがキャップなので誰にも聞こえていないと思います。

 

その点、日本語吹き替え版は【分かっている】演技だと思います。ただし、このセリフのお約束はアメコミファンしか理解していないので、多少唐突なイメージがあるかもしれません。

 

出し惜しみせずに早いうちから使い続けて映画だけでしかMARVEL作品を知らない人達にもセリフの重みを理解させるべきだったかもしれませんね。

 

キャプテンマーベル強すぎ問題

長年続いてきたシリーズなのに戦力の決め手となるような存在がひと月前に公開された作品のキャラっていうのは、ちょっと感情移入しづらいですね。

 

FFTの終盤で雷神シド(シドルファス・オルランドゥ)が仲間に入るとジジイ一人で無双してしまうけど、心情的にはアグリアスを使い続けたい気持ち、みたいな。

 

こういうヒーロー集合物ではジャスティス・リーグを観た時のスーパーマンの参戦で同じような感想(コイツ一人でいいんじゃないか?)を持ちましたが、彼はその説得力を築き上げた歴史と実績がありますからね。

 

せめてキャプテンマーベルがもう少し実績があればなぁ。

 

総評

85/100点……ただしシリーズの積み重ねによる加点です。インフィニティ・ウォーと合わせると70点くらいじゃないでしょうか?たとえ3時間あっても時間が足りなかったと思います。

 

それでもこの人気シリーズがもう観られないというのは寂しいことです。7月公開のスパイダーマン:ファー・フロム・ホームの見方にも影響がありそうですね。