何が言いたいのか分からない人もいるかもしれませんが、普通にアニメを見ていて、突然動画がコマ送りになって見える瞬間があります。

 

この記事を読んでいる皆さんの中に体験されたことのある方はいらっしゃいますか?

 

 

比較対象があると動画は簡単にコマ落ちする

今から20年以上昔の1994年、バーチャファイター2がゲームセンターで稼働を開始しました。

 

稼働当時でも、まだ初代バーチャファイターの対戦が盛り上がっていたので、対戦が盛んな大型のゲームセンターなんかですと【メガロ50】という大型筐体に初代バーチャファイターとバーチャファイター2が並んで置いてあったりしました。

 

稼働当時は【中のキャラが生きてる!】と驚いた程だった初代バーチャファイターの画面が、バーチャファイター2と並んで置いてあるとコマ送りに見えてくるんですよ。フレームレートが30から60弱まで進化したので単純に2倍近くスムーズになったのが原因です。

 

つまり、単体で見たら気にならない部分でも比較して見てしまうと一気にアラが気になるということですね。

 

アニメがコマ送りになる瞬間

ということでアニメの話。

 

アニメの制作は基本的に共同作業なのでイチ画面中の画を複数の人数で描いています。それでも作画監督などの調整により【ひとつの画】としてマッチされるので違和感が出ることは少ないのですが、一枚一枚の画というより動きやタイミングのクオリティに差が出ると画面上にコマ送りが発生します。

 

最近だとCGを利用した描画と手書きのアニメーションが混在した時と、バンクアニメと通常のアニメーションが同一画面上に重なった時ですね。

 

でも、この違いに違和感を覚える視聴者は自分のように【ある程度歳のいっている】昔からのアニメ視聴者が多いのかもしれません。

 

技術の過渡期を何度か超えた瞬間に立ち会ったせいでクオリティの継ぎ目に反応してしまうのです。

 

これでもゲームのデバッガーみたいにテクスチャーとマスク、ポリゴンの継ぎ目に違和感を覚えてしまうような超感覚は備えていないので、まだマシなのかもしれませんけどね。

 

できることなら画面のアラ探しではなく、ストーリーなど作品そのものに集中してアニメを視聴したいところです。