鑑賞情報

2019年2月10日 11:30〜

TOHOシネマズ小田原スクリーン2

F14

 

時間作って観に行ってきました。自分のような40代のおっさんにとっては直撃なタイトルだけあって劇場内では年齢層が高めでしたが、子供連れや若い人だけの入場も多く、全年代の観客が呼び込めていると感じました。

普段はガラガラのTOHOシネマズ小田原でサービスデーでもないのに7割以上席が埋まっていましたからね。これは快挙ですよ!

 

それでは感想です。ただし、ファンなのでかなり厳し目な意見となっておりますので、この作品が好きでネガティブな発言を気にされる方はご注意ください。

 

 

良い意味でも悪い意味でも【ベスト盤】

久しぶりに劇場版アニメとして公開ということで内容は盛りだくさんです。

肉体&ガンアクション多め、美女の依頼人、獠と香の関係、おなじみの名曲の数々、もっこりと紛うことなくシティーハンターです。

 

それなのに、なんでこんなに【らしくない】と感じてしまうのだろう。

 

多分、シティーハンターを構成する要素をくどいくらいに押し込んだ結果、表層をなぞっただけというか、シティーハンターのセルフパロディみたいな作品になってしまったのではないでしょうか?

 

【これがシティーハンターだ!】と観客に訴えるのはいいんですけど、そういった部分だけで語ろうとするから【どこかで見たエピソードのテンプレ】みたいに思えてしまうんですよ。

 

ネットの感想では絶賛ばかり見かけるので少し気になりました。

 

ネガティブな感想への補足

 

ただ、自分が初めてシティーハンターを読んだのが最初の読み切りのモノで、以来シティーハンターと冴羽獠に女好き要素よりハードボイルドな印象を感じているので、そこからの違和感なのかもしれません。

 

連載中でも銃で撃たれたら傷を負うのに高いところから転落したりハンマーで殴られたりするギャグ要素が入ると大丈夫になるところは正直キライだったからなぁ。

 

今の時代、ギャグパートで崩しすぎるのも古臭く感じてしまいますし、あまりにおちゃらけたりお得意の背景にトンボが飛ぶやつなんかを出すのは頻発させずにここぞという場面だけにしておくべきだったんじゃないかなぁ。

 

総評

60/100点。充分楽しめたんですけど期待値が高すぎて鑑賞しながら醒めてしまいました。点数もマイナス方向に補正がかかっています。

 

でもやっぱり劇場公開よりTVシリーズで見たい作品ですね。