2018年11月24日の映画鑑賞2本目は【レディ・バード】です。先の【フロリダ・プロジェクト】との2本立てで早稲田松竹での鑑賞です。

 

こちらは元々興味のあった作品で、普段通っている映画館でも上映していたのですが、スケジュールが合わずに鑑賞を断念していたんですよね。

 

それにしても映画2本立てで1300円で観られる昔ながらの名画座、早稲田松竹……電車代含めてもお得なので今後も要チェックです。

 

それでは感想です。

 

良い作品なんだけど予想は超えてない

この作品の監督、脚本はグレタ・ガーヴィグ。マンブルコア運動で有名な役者なうえ、元々が脚本家志望ということもあって、内容自体は良かったとしも【ああやっぱりなぁ】と思えるような日常的な内容でした。

 

ちなみに監督のプロフィールはサクラメント生まれでカトリック系女学校に通うといった明らかに今作のモデルです。もうちょっと若かったらレディ・バードも自分で演じたんだろうなぁ

 

ただまぁ、日常映画ってそういうモノかもしれないけど、もうちょっと自分にとって好ましい作品を追い求めるのと同じくらいに見せることを意識した作品を作ってもらいたいなぁとか思ってしまうのです。

 

おまえ、レディ・バードかよw

 

日常作品の面白さ

 

とはいえ作品自体は楽しいです。お約束によってエンターテイメント性を発揮するというより【まんがタイムきらら】で連載されそうな内容という感じでしょうか?

 

それこそが【マンブルコア運動】的なのですが、ある意味日本人には馴染みがあって評価されるという以前にアメリカよりもあっさりと受け入れられる内容なのかもしれません

 

なんというか、こういった内容で賞レースに乗ることが日本人には信じられないんですよね。

 

その昔、トッド・マクファーレンがスポーンが評価された際にインタビューやイベントで【この作品は日本のマンガ的なテクニックを利用して描いているだけなんだ。凄いのは日本のマンガなんだ!】と何度も語ったみたいな印象です。なんかアメリカ人との作品の捉え方や意識に違和感を感じます。

 

結論として、この作品は日本人にとっては【ありふれた普通に良い作品】ですね。

 

総評

50/100点。劇場で楽しむというより人におすすめされてレンタルして観られればOKくらいの評価に落ち着く作品です。

 

逆に言うと女子高生の日常青春モノが好きな方なら悪くない作品ですね。

 

自分としてはお腹いっぱいなので【響け!ユーフォニアム】程度にはテーマを絞って作品の方向性を見せてくれないとこれ以上は楽しめないかな?