2018年10月13日の映画鑑賞3本目は【ルイスと不思議の時計】です。

この作品の原作って自分が生まれた歳に出版されたそうですね。その昔、原作を読んだことに鑑賞中に思い出しました。

 

それでは感想です。

 

どうしても古さを感じてしまう……

 

上記の通り原作は1973年に発表され、日本では2001年に発売しました。劇中の時代も古ければ展開も落ち着いていて、どうしても【古さ】を感じてしまいます。

 

でも、どんな古い時代をステージにして描かれた作品でも見せ方によっては幾らでも新しく見せることはできるんですよね。

 

演出が古臭いのか意図的にそうしたのかは判断できませんでしたが、魔術を発動するキャラクターによって背景の色彩にそれぞれ別系統の色を割り当てたり、相手と対峙する際の立ち位置で有利不利の判定をしたり位の明確な演出は入れても良かったんじゃないですかね?向かいに住むオバちゃんの立ち位置で【どちら陣営のキャラクターなのか】を暗に匂わせてみたり。

 

ビジュアルは頑張っているのですが演出と脚本に直結していないブレを感じました。

 

ミスキャスト

 

残念ながら俳優による低レベルなアフレコを体験することになってしまいました。ジョナサンおじさんとツィマーマンさんは明らかに声優としての実力が足りていません。

 

また、ルイス役の高山みなみさんはビックリするくらいコナンです。……もう少し大人二人と掛け合いをするのに違和感のない演技はできなかったのかなぁ?それともスケジュールが合わずに別録になったとか?

 

しかも、このキャスティングがウリになっているせいか、近所の劇場では吹き替え版しか上映していませんでした。地雷臭を感じたので吹き替えは回避するつもりだったのですが、その選択肢すらありませんでした。

 

この吹き替えを聞いたら、間違っても『真実はいつもひとつ!』とか言えませんねwこのキャスティングは真実から程遠いです。

 

総評

55/100点。悪くはないけど声の演技で足を引っ張られています。あと、物語の展開が淡々としていてちょっと退屈な時間がありました。ハリー・ポッターくらいのワクワクは期待していたんだけどなぁ。

 

ただ、英語版の音声で聞いたらどんな印象となるか興味があるのでレンタルで見返すかもしれません。