2018年10月13日、小田原コロナシネマワールドで【ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編 】を鑑賞しました。

 

フリーパスを利用して朝から映画三昧と洒落込みたかったのですが、うまく上映スケジュールが合わなかったのでコロナのガルパン4DXで時間を潰し、15分でTOHOシネマズ小田原に移動するという予定を立てました。

 

それでは感想です……といっても何度も見たアニメの総集編ですし、Netflixで総集編自体を見ることもできます。

 

ここでは内容ではなく作品自体について語ろうと思います。

 

MX4Dのためのテスト

この作品を今さら公開する意味……それはなかなか完成しない新作への【つなぎ】という意味もありますが、最大の理由は【MX4Dのためのテスト】ではないでしょうか?

 

 

劇場版で4DX版は作られているので、ある程度のノウハウはあるハズ……しかもこの4DX版が素晴らしい出来で戦車の乗員を体感できるうえにボコの中の人の気持ちも味わえるという画期的な味付けがありました。

 

しかしMX4Dの場合、ムービングや煙、水の演出で4DXよりケレン味のある動きが出せないうえに風呂シーンのシャボン玉放出機能も無いんですよね。

 

最終章は2話ごとに4DXとMX4D両方で2話セットのムービング上映があると発表されているのですが、今頃スタッフはMX4Dの演出の弱さに頭を抱えていると思います。

 

幸い自分の場合どちらの4D上映も鑑賞できる圏内に住んでいるので4DXで鑑賞予定ですが、はたしてMX4Dはどうなることやら。

 

ちなみに自分が海老名のMX4Dで鑑賞しなかった理由がコレです。4DX版の方が200円鑑賞料が高かったんですけど楽しさと引き替えにするには小さすぎる金額ですしね。

 

総集編ならではの演出とストーリー

 

鑑賞した人なら誰でも気づく部分なんですけどOPの戦車の挙動や砲撃に全てSEが付いて、それに伴う4D演出が追加されています。物語の導入から追加演出が楽しめるのは嬉しいですし、昔のアニメのOPも後期になるとSEが追加されたりしたので【お約束感】もあります。

 

また、基本的に【あんこうチームの5人が大会を振り返っておしゃべりしている】といった編集がなされているので、この5人以外の追加音声は無しです。総集編としてまとめるために台詞の改変は行われない形ですね。

 

ただ、さすがに何度も見た作品なので(Blu-rayは本編、アンツィオ、劇場版と全て購入済み)内容自体に見るべきところはありませんでした。良くも悪くも【普通の】総集編です。

 

パンフレット、物販、入場特典

 

単なる総集編のうえ、動画サイトで見られる作品でわざわざパンフを作るのは『商機を逃したことはないわ!購入率は120%よ!』といった感じ(ちなみに+20%は保存版を購入する層)。

最終章のパンフや各種グッズも取り揃えスキがありません。

 

週替りの先着順入場特典も用意されていました。

 

総評

 

評価不能/100。純粋な得点なら30点程度だとは思うんですけど面白くないわけでもないですからね。

 

ただ、嘘でもいいので最終章の予告映像はつけてほしかったです。

むしろ、ネタ的な嘘予告を劇場だけで公開して、全国のガルパンおじさんを楽しませるくらいの余裕をみせてくれたら新作の公開時期が全然ニュースにならないことにも不安を感じずに済むようになるんですけどね。