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映画【リメンバー・ミー】感想

2018年4月1日小田原コロナシネマワールドにて【リメンバー・ミー】を観賞しました。

映画館ロビーの次回上映ポスター

今回上映まで時間がなかったので、初めてネットではなく係員のいる窓口でチケットを購入、その際にメンバーズカードを作りました。今月はパシフィック・リムを4DXで鑑賞予定ですしTOHOシネマズと並び多く利用する映画館となりそうです。

 

それでは【リメンバー・ミー】感想です。ただし【良作】ということは前提として、あえて辛口な意見しか書いていないのでご注意ください。

アナと雪の女王の短編、いる?

いきなり作品外のことでスミマセン。

リメンバー・ミーと併映した短編【アナと雪の女王 家族の思い出】ですが、この作品を今ここで上映することに意味はあったのでしょうか?

 

自分が【アナ雪を好きではないから】という理由もありますが、それでもこの作品が大人気ということは理解しています。大人気作品ということは【独自の世界観がすでに観客に刷り込まれている】ということなのです。

 

折角の独立した長編アニメに別の長編アニメのスピンオフ作品を観せられると世界観の切り替えが上手く行かず、本編【リメンバー・ミー】を鑑賞するにあたってまっさらな気持ちで作品世界に入り込めなくなります。

 

季節的にも違和感があります。なんで春先にクリスマスの話なんてやるの?それなら絵本なんかとセットにしたソフトをクリスマスシーズンに販売すればいいじゃないですか?

 

なんか、リメンバー・ミーの動員数を増やしたい為だけに同時上映した感しか感じられないです。ちなみにアメリカでは最初から期間限定公開ということで2週間程度で併映が中止となりました。日本ではいつまでやるのかなぁ?

 

サプライズはない

劇場で鼻をすする音も聞こえるほど(花粉症ではないと信じたい)心に染み渡る良いストーリーだった思います。

 

ただ、あくまで【良い】というだけであって、ストーリーの展開自体にサプライズはありませんでした。主人公の祖先の正体のミスリードですらバレバレなところありましたよね?……いろいろな作品に触れすぎて展開が読めるようになった?……いえ、これくらいならジャンルにかかわらずある程度の数の作品を見てきた人なら予想しうると思います。

 

作品としての歪さ

主人公は【音楽がやりたい】

 

家族は【音楽は問答無用に全否定】

 

……この環境でスタートしておきながら【家族は大切】なんて言っても無理があると思うんですよね。ミゲルの祖母のエレナなんて完全な毒親で、こんなに一方的に孫の夢を全否定している婆さんを【家族だから】という理由だけで受け入れるわけにはいかないでしょう。

 

これが日本ならミゲルは自殺に踏み切ったかもしれないね。大家族という最近の日本では見られない家族形態ということも相まってますます感情移入できなくなります。

 

音楽に頼りすぎる

最近のミュージカル型アニメ作品とはベクトルが異なりますが、この作品も【歌/音楽の力】によって形成されています。

 

確かにディズニー/ピクサー作品は子供に向けて作品を提供しているのかもしれませんけど、そろそろ普通にストーリーを楽しませる作品を作ってもいいんじゃないかなぁ?

 

平たく言うと、YouTubeで日本アニメの実況動画をアップしたり、アメリカのコミコンなんかで日本アニメのコスプレをするようなファンを唸らせるような【日本型ストーリーアニメ】をディズニー/ピクサーの技術や資金力で作り上げてほしいのです。

 

【歌に合わせてキャラクターに演技させれば集中力の足りない子供でも作品に夢中になってもらえる】なんて考え方は観客をバカにしているのかと思ってしまいます。

 

個人的にはトイ・ストーリーのようなストーリーを希望しているのですが、なんか意味のない自主規制がされているんですかね?

 

ローカライズの功罪

この作品も最近のディズニー/ピクサー作品と同じく非常に細やかなローカライズが施されています。劇中歌はもちろんのこと、ペパル・ピカド(メキシコの切り絵)を用いたタイトルやお墓に看板など字幕に頼らず作画で全て日本語に変換されています。

 

ただ、この優秀なローカライズがジャマをしてか、オリジナル版を上映する映画館が少なくなってしまっています。

 

メキシコ版の本場の歌唱にも触れてみたいんですけど近所じゃやっていないんですよね。

 

吹き替えが優秀すぎるのも考えものです。

 

総評

これだけ色々と文句をつけておきながら作品の評価はかなり良好で75/100……劇場での観賞を万人にオススメできるレベルだと思っています。上記不満点はいやらしく重箱のスミをつついたマイナスポイントでしかありません。

 

これから鑑賞しようと思っていながらこの文読んで躊躇された方も安心して劇場でお楽しみください。

 

もう撮らないかもしれないけど


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作成者: マサカズ

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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