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映画【ヴァレリアン】感想

2018年3月30日、年度末の棚卸し作業が思いの外早く終わったのでTOHOシネマズ小田原で【ヴァレリアン】を鑑賞しました。

手持ちの前売り券

……嘘です。早く終わることを見越して未使用の前売り券をファイルに入れて持ち歩いていました。同日公開作品の前売り券では【トレイン・ミッション】を持っていましたが、時間が合わなかったので来週観ることにします。4月1日の日曜日は鑑賞料1100円なので前売り券を購入していない作品を楽しむことにします。

 

それでは【ヴァレリアン】感想です。

バカ映画

『頭カラッポのほうが夢詰め込める』と影山ヒロノブ氏も歌っているように、SFを【サイエンス・フィクション】ではなく【スペース・ファンタジー】と解釈するような作品の場合、この【バカさ加減】が重要となってきます。

 

正直言ってスターウォーズのような壮大な【サーガ】は求められていないんですよね。見たこともない世界でとんでもない冒険を体験し、それでいてキャラクターに共感できる……これがこのジャンルで求められる映画の正しいあり方です。

 

お金をかけてビジュアル面に力を入れられる制作体制なら【バカ映画】というのもウリの一つとなります。

 

ビジュアル

冒頭のシーンはキレイすぎて作り物感がハンパなかったです。けど、これって【既にこの世に残っていない過去の記憶の残滓】みたいなモノだったからなのかなぁ?……画面に主人公達が登場してVRではなく現実世界に戻ってからは一定の落ち着きを見せました。

 

宇宙人や世界観等のビジュアルはリュック・ベッソン作品ということでトンデモSFとしての妙なリアリティが全ての場面で維持されているので満足です。

 

個人的には主人公の乗る小型宇宙艇がレクサス製なのがお気に入り。ただ作品の設定としては西暦2740年なのですが、『この時代までレクサスのブランドが生き残っているんだw』とは安易に考えられません。

 

主人公達が住んでいる宇宙ステーションは【肥大化した結果、地球自体に影響を及ぼすために離れることになった】という設定で中に存在する企業も地球とは独立しているはずです。作品内では語られていないけど、地球では既にトヨタも倒産しているかもしれないんですよね。

 

設定

レクサスの宇宙艇はビジュアルでですが、主人公チームがミッションで降り立った砂漠の惑星キリアンのビッグ・マーケットは設定自体から好きです。要は【VR空間での観光&ショッピング】なのですが、実際に広い敷地を用意して建造物はデータで用意してVRバイザー付きヘルメットでビジュアルを、グローブで触覚を再現するというのが面白い。

 

普通、VR世界の外側から体験者を見たら【その場で身振り手振り】っていうのが一般的じゃないですか?場所の移動を【大型の球体VR空間】で再現する作品もありますが、この描写だと一人ひとりに高価なデバイスを用意する必要があるじゃないですか?

 

【実際に広い場所を用意】して、その空間を全て【VR空間】にしてしまうというのが【レベルを上げて物理で殴る】的な力技なのですが、砂の惑星でそれ以外観光や産業となる要素がない惑星では土地なんてタダ同然なのでこういった手法が効果的なのでしょうね。

 

キャスト&声優

キャストは正直パットせず (^_^;)

主役ヴァレリアン役デイン・デハーンは見た目でちょっといい子ちゃんすぎる。ローレリーヌ役のカーラ・デルヴィーニュには満足なんだけど個人的にスーサイド・スクワッドのイメージを消しきれていない。

 

その他、脇を固める俳優陣は意外なほど大物の姿も見られるのですけど【キミタチホントニコンナエイガニデテヨカッタノ?】と思わずカタカナで聞きたくなってしまいました(バカ映画だしw)

 

唯一存在感を示したのはネザ軍曹役のクリス・ウー。なんというか人外とかコスプレが多数存在する画面の中で綺麗どころ(ただし男)が存在すると視点がそちらに向かうでしょ?あんまりセリフは無かったけどしっかりと画面の中で存在を主張していました。

 

ラストの爆破阻止も彼の功績ですしね。

 

ちなみに自分は日本語吹き替え版で観ました。日本向けの客引きキャスティングでゆりやんレトリィバァはまだ分かるのですが、【金にがめつい人外三人組】にAlfeeの三人を起用するのが意味不明です。

 

まぁ坂崎さんはギャグ担当だとは思いますし、高見沢さんは宇宙人だとは思いますけど(オイ

 

意外と違和感がないのが余計に腹立つw

 

評価

さて、ここまでは好意的な見方をしてきましたが作品の評価となると『……』となってしまいます。

 

リュック・ベッソン監督が自分の見たかったモノを作り上げたのは理解できるよ?でも、あまりに観客に対して向き合っていないんじゃないかなぁ?

 

映画人なら【自分が見たい映画】じゃなくて【自分が見せたい映画】を作ってよ。あのオタクのギレルモ・デル・トロ監督だって自分の趣味の具現化である【シェイプ・オブ・ウォーター】を自分が見たいシーンを存分に盛り込んだ上でアカデミー作品賞をとるレベルで作品として仕上げているんですよ?

 

バカ映画は頭のいい監督が作るから楽しめるんです。

 

監督がバカになっちゃったら観客が相対的に利口になってバカ映画を楽しめないじゃないですか!

ヴァレリアン前売り券

 

 

……今後、リュック・ベッソン監督作品は要注意だな。

 

もう撮らないかもしれないけど


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作成者: マサカズ

アニメ&SF映画、ネット小説好きのオッサンです。

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